今回は、
「広告収入モデル」の注意ポイント!
について書いていこう。
世の中に存在するビジネスモデルの一つに「広告収入モデル」がある。
その内容としては、
「多くの人が目にする雑誌や新聞などの媒体を作り上げ、その広告枠を販売して利益を出す」
というものになる。
ただ実際には、中小零細企業や個人事業主の場合、広告収入モデルは”絶対に行ってはいけないビジネスモデル“なのである。
これはなぜか?
今から説明していこう。
大企業以外は広告収入モデルは儲からない!?
先ほどの、
中小零細企業や個人事業主の場合、広告収入モデルは”絶対に行ってはいけないビジネスモデル”と書いたが、この理由は、
「多大な労力を費やす必要があるにもかかわらず、得られる利益が少なすぎる」から。
しかし、この事実を知らず安易に広告収入モデルに取り組んでしまう人は多い。
広告収入モデルを行っている会社例としては、大手の出版社や新聞社などがある。
広告収入モデルで成功を収めている企業の共通点は、
●圧倒的なネームバリュー
●実績、人員、拠点をもつ大企業
があげられる。
一方で中小零細企業や個人事業主の場合、人員や資金力、知名度、実績などが乏しい。
そのため、広告収入モデルに取り組んでも、成功する可能性はとても低いのである。
大企業であれば、億単位の広告費を投下して露出を一気に増やすことが可能。
また、設備投資に大金をつぎ込み、一気に規模を拡大することも可能。
その一方で、中小零細企業や個人事業主が、これと同じことを実行するのは現実的ではない。
なぜなら、運転資金があっという間に底をつき、経営破綻する可能性が高いから。
このような現実を理解した上で、中小零細企業や個人事業主の場合には、広告収入モデルを行うのではなく、素直に「他のビジネスモデル」に取り組む事をオススメする。

広告収入モデルは、ネット上でも避けるべき
現在では、インターネットが普及している。
そのため、中小零細企業や個人事業主でも、少ない資金で巨大媒体を保有することができる。
このように考えると、
「巨大な媒体を持っていれば、そこに広告を貼るだけで大きな収益が出るのでは?」
と感じるかもしれない。
しかし、ネット上に巨大媒体を構築できたとしても、やはり広告収入モデルは推奨しない。
なぜなら、このケースでも多大な労力を必要とする割に、得られる対価が少なすぎるから。
そもそも、サイトやブログなどのウェブ媒体を立ち上げても、実際にアクセスが集まるまでには半年以上の年月がかかる。
いや、それ以上の方が多いだろう。
その上、莫大なアクセスがある人気サイトになるかは、実際に”何年間“もその媒体を運営する必要がある。
この理由から、たとえWEB媒体でも、広告収入モデルは効率が悪いのである。
事実、広告収入モデルとして有名なGoogleアドセンスはまったく稼げないことで有名。
このブログでも確認済み!笑
そこで、サイトやブログなどのウェブ媒体は、”集客“と”ファン化“を行うために活用するのがベスト。
YouTubeでも、安易な広告収入狙いよりPRに活用した方がいい。
そうした上で、
自社の商品やサービスを売り込む。
訪れたお客を企業に紹介する。
などの方が、広告収入モデルを行うよりも圧倒的に儲けやすいのである。
これなら取り組み始めて、収益が発生するまでの期間も短くて済む。



広告収入ビジネスをしてはいけない企業のまとめ
以上で、中小零細企業や個人事業主の場合、ウェブ媒体を広告収入目当てで運営するのは避けた方が良いのが理解できただろうか。
以上の企業は、
自社商品やサービスを開発する。
お客を欲しがる企業と単独契約する。
など、より確実に、大きな利益を生み出せるようなビジネスを行うようにしよう!
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