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【認知的不協和を活用した広告】売るには矛盾を作れ!

今回は、

認知的不協和を活用した広告

について書いていこう。

 

人は何かしらの矛盾を感じたときに不快感を覚える。
この事を認知的不協和と言いう。

人はこの矛盾に遭遇した時に、何とかして、その矛盾を解消しようと行動し始める。
周りの広告を見渡せば、多くの広告が認知的不協和を活用していることを理解できる。

これは広告に限らず、本のタイトルなどにも多用される心理学の要素なのだ。
では、今から認知的不協和を活用した広告について解説していこう。

矛盾を生み出すタイトル

例えば、

以下のようなキャッチコピーを見たときにどのように思うだろうか。

●好きなだけ食べているのに、3ヶ月で12.6kg痩せた禁断のダイエット法を解禁!

●東大に合格するには勉強をやめなさい!

多分、上記に似たタイトルを何度も見たことがあると思う。
上記のタイトルには「大きな矛盾」が含まれているが分かるだろうか。

好きなだけ食べているのに、3ヶ月で12.6kg痩せた禁断のダイエット法を解禁!

普通、「好きなだけ食べて痩せられる」というダイエット法があるとは誰も思っていない。

しかし、敢えてこのようなキャッチコピーにすることで、

なんで好きなだけ食べてもダイエットができるの?

と思わせることができる。

ここに「大きな矛盾」ができる。
これは気になってしょうがない…

書店であれば本を手にとって、パラパラとめくり中身を確認してくれるだろう。
そこでもし中身が”本物“であれば、そのまま本を持ってレジまで向かってくれるはずだ。

東大に合格するには勉強をやめなさい!

大学に合格するためには、かなりの努力をする必要がある。
これが東大となれば尚更。

しかし、ここで

東大に合格するには勉強をやめなさい!

と言われたらどうだろうか。

なんだか気持ち悪くて「どういう事だ?」と矛盾を埋めたくなる。
ここで、ようやく人が行動してくれるのである。

矛盾を解消するために、本であれば購入してくれるかもしれない。
セミナーであれば、わざわざ予定を空けてくれるかもしれない。

考えて欲しいのは、もしタイトルが、

努力して東大に合格する方法!

であれば、あなたは、その中身を確認したいと思うだろうか?

「そりゃみんな努力はしてるっちゅーねん!」
と、当たり前すぎて、見向きもしないと思う。
そこで、認知的不協和を活用するのである。

ダンスであれば、

●踊らずに1週間で3キロダイエット!
●1日1時間の練習でプロになれる!

などだろうか。
しかし、しっかり内容がないと意味がないのは理解していると思う。

このように敢えて矛盾するようなキャッチコピーを付ける事によって、人の興味・関心を引くように仕向けるのだ。
ビジネス書のタイトルでは、これら認知的不協和が多用されている。

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でも、この効果で読まれているかは不明…笑

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【認知的不協和を活用した広告】の最後に

多くの場面で認知的不協和が活用されている。

これを踏まえた上で、街中の広告やビジネス本のキャッチコピーを確認してみよう。
世の中の広告の意図を探る事は、ビジネスに活きてくる。

認知的不協和を使用した広告を理解するだけでも、世の中で起こっているビジネスの仕組みを少しは理解できるようになると思う。
是非、あなたのビジネスにも生かしてみよう。

 

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