プライベート

④独学で仲間達とアーティストのバックダンサーなった物語(全6話)

約5分で読めます。

Back up dancerタイトル画像

 

このシリーズは、ある大物アーティストの初ライブバックダンサー@武道館に辿り着くまでストーリー。

その大物とは?

 

宇多田ヒカル

 

ヒントはプロフィールで。

ダンスに出会い、初の大きな仕事をして、最後にダンサーライフ初の挫折を体験する。

14〜24歳の過去10年間をギュッと「全6話」に渡りお届け。

 

  • ダンスを始めたきっかけ。
  • ダンス仲間との出会い。
  • ダンス活動の内容。
  • ダンスが仕事になるまで。

 

下の記事にも簡単に書いたけど、今回はさらに深く書いていこう。

 

23年間ダンスのタイトル画像
【ダンスイップス!?】僕が23年ダンスを本気でやった結果!約4分で読めます 今回は、 14歳から始めたダンスを"20年以上"やり続けてどうなったか? こんな話をしていこ...

 

これを書く理由は、

「ダンスを楽しんでいたら仕事になっていた」

を伝えるため。

 

最初は自分もダンスは趣味だった。
そこから、

好きなことを仕事にする

というライフスタイルの重要性が、このストーリーで伝われば嬉しい。
時代は変われど、きっと引っかかるものがあるはず。

 

注)名前は全て仮名orイニシャルです

最初から読む

【1】僕が大物アーティストのバックダンサーになるまでの軌跡

 

早速、記事を見ていこう!⬇︎⬇︎⬇︎

 

チーム内部分裂?裏切りのオーディション

ダンスチームは順調に活動を広めていき、チーム単位での仕事も入るようになってきた。

メインで活動するイベントは2つあり、
その1つのイベントオーガナイザー(以下、Mさん)からこんな話がきたのだ。

 

「U(大物アーティスト)のバックダンサーオーディションがあるんだけど」

 

当時のUと言えばJ-popに新しいジャンルを開拓した女性アーティストであった。
現在でもカリスマ的アーティストである。

 

宇多田ヒカル

 

僕らはUの歌を聴いて、

「こんなアーティストのダンサーやりたいねぇ」

ぐらいにしか思っていなかったし、まさかそのチャンスが目の前に落ちてくるとは・・・。

しかもこのMさん、よくボケてくるのでこの話も冗談だか本気なんだか分からないのだ。

 

そこで、ちゃんと内容を聞きだしたところマジぽい。
MさんのイベントMCをしているPさんからの話だった。
(MやらPやら…わかりにくい)

 

「これ、マジだわ・・・。」

 

このMCのPさんはUの父親と親交があり、初ライブのダンサーを探しているという事だった。

現在なら物凄い競争率になっていたはずだし、まさに人とのつながりで舞い込んだビッグチャンス

しかも、そのライブはUの「初ライブ」でもあり場所は…

 

武道館!

武道館

 

ご存知のライブ聖地である。

 

しかも、この時点でバックダンスの仕事はまだ未経験。
もしこれが実現した場合、

初大物ライブ
初バックダンサー
初武道館

初の3連単!
ということになる。

 

しかもそのライブには、有名海外アーティストも出演するとの事。
ダンサーじゃなくても知っているレベルの大物。

 

 

 

「いきなり外タレもかい!
これはヤバい!!!」

 

後日判明したのだが、このUのダンサーオーディションは詐欺オーディションが行われるなど、外では怪しい動きがあったらしい。

 

実際には、公式オーディションはこの1つだけだったという…。
これも奇跡過ぎる。

 

これは前回にも書いたが「人の繋がり」「活動の方向性」の重視性を実感した瞬間である。

そしてオーディションに呼ばれたのは、なんと!自分たち含め4組だけ!
とてつもないクローズド(限られた)案件だった。

 

「4組!?少なっ!」

 

もちろんメンバー全員思った(笑)

他の参加チームが気になるので名前を確認すると、ダンス界では名の通ったメンツである。
その中では自分たちが1番若手の状況。

 

ある意味、25%の宝くじ感覚か。
しかし!ここで一番問題になった事があった。

それは…参加人数である。

 

「チーム全員の7人ではなく、指名の4人で受けて欲しい」

 

という事だった。

その指名メンバーはリアール含めた他3人。
これを聞いた時にメンバーは頭によぎったであろう。

 

「これは気まずい・・・。」

 

だが、この話はもちろん受けずにはいられない。
芸人でいうと相方だけゴールデン番組のMCの話がきた状況か…。
(違うか・・・)

 

外れたメンバーに相談し、みんな快く受け入れてくれた。
こういう時にトラブルにならない仲間というのも大きい。

とはいえチーム価値には貢献するのでプラス材料には間違いない。

理解し合えるのもメンバーとして大事なポイントだ。
(本心はどうだったか・・・)

 

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注目のダンスオーディション内容とは

オーディションにはテーマがあった。

 

Uの楽曲でオリジナルの振付を踊る

 

これが審査内容。

選曲・コンセプトは自由。
ここは自分たちのセンスと感覚が試される瞬間。

 

すぐ皆で1つ使用曲を決めた。
楽曲にはシングルではなく、あえてアルバムの曲を使用。

他のチームが有名なシングル曲を使ってくると思い、あえて外し印象付ける賭けをした。

イメージ・コンセプトを話し合い、割とすぐに固まり振りを作り込んでいく。
オーディションに向け練習の日々を送る。

そして、オーディションの日が近づいてくる…。

 

自分達のダンスは通じるのか?その結果は

そしてオーディション当日。

場所は都内の某スタジオ。
当日はオーガナイザーMさんと待ち合わせして一緒にスタジオへ向かった。

 

U専用なのかはわからないが綺麗な音楽スタジオだ。
本格的な音楽スタジオも初体験である。
中に入るとすでに他の3チームも来ていた。

 

他の3チームは先輩なので顔は知っていたが、過去に直接のコンタクトはなかった。
そのため会話も弾むことなく、軽く挨拶をしただけで終わり自分たちはひっそり振りの確認を始める。

 

今日に限っては振付は戦略と同じだ。
戦略を知られるのはまずい!
そんな注意を払っていた。

 

戦略
【競争戦略】勝ち続けたいなら変人になれ!勝てる戦略の考え方とは?今回は、 ストーリーとしての競争戦略 〜優れた戦略の条件〜 という本から 知ってるようで知らない。 ...

 

しばらくして集合の声がかかる。
部屋に向かい待っていると、誰かかが入ってきた。

 

Uの父親だった。

 

父親は淡々とオーディションの説明を始めた。

Uの話題になり今日は残念ながら本人は来ていないらしい。
リハーサル初日に顔合わせする流れのようだ。

「うーん残念」

そんなミーハー心を持ちつつも説明に耳を傾ける。

 

オーディションの順番は結構重要である。
しかし忘れたw。1番ではないことは確か。

そこで気になるのは、どんな振り付けをしたのか?

 

正直、振り自体は難しくはない。
そもそもダンサーとしてもまだ若手であり、大したスキルもなかった。

ただ、自分たちの魅せたいイメージとU側のイメージがマッチングすればイケると思っていた。

 

「それでダメならしょうがないわな」

そんなことをみんなで話していた。
そして前のチームが終わり、ついに自分たちのターン。

 

スタジオに入る・・・

 

広さはそんな広くもなく、6人チームが踊れるぐらいのスペース。
前には横長のテーブルがあり、そこにはUの父親と他関係者2人が座っていた。

もはや緊張というより、

 

やり残さない!

 

この意識が勝っていただろう。

挨拶も紹介もほどほどに、

「では、宜しくお願いします」

という流れであっさり始まった。

 

シングル曲ではなくあえてのアルバム曲
どう伝わるか・・・





踊り終わりオーディションは無事終了。
そしてMさんと共にスタジオを後にする・・・。

以外にあっけない。

 

しかもいつ結果が出るかも知らされていない。
待つしかない状態で僕らは何もなかったかのように、いつもの生活を送っていき時間は過ぎていった…。

 

その日は突然訪れた。

いつものように野外レッスンをしていた。
自分は完全にオーディションの事も忘れていた。

 

電話がきた。
Mさんだ。

 

携帯

 

「あのオーディションだけど・・・」

あ、そいやオーディションしたわ(笑)
忘れてた。

 

「どうでした?」

 

「・・・・・・・。」

 

ミリオネアかよ!w
みのさん状態が続く。

 

ミリオネア

 

こういう状況でもジョークを飛ばしてくるMさん。
初動の言葉は軽く流すつもりだった。

 

そしてヘラヘラ声でつぶやく。

「・・・おめでとう」

はいはい
初動、初動。

 

「ホントは何ですか?」

1発目は完全に流してみた。

 

ホントだって!

 

ヘラヘラしたMさんは信用できない、なんか嘘くさい。

 

「マジでなんすか?」

さらに勘ぐる。
もうここらへんで良いだろう….。

 

「いや、ホントに決まったから!

 

これはマジだ。

「えっ、えっ、え!?」
「マジで、マジで、アジで!?」

自分は普段そんな感情を出さないタイプだが、

 

よっしゃー!

叫ぶ人

 

この時だけは叫んでしまった。

よくあるドラマか映画のような喜び方だ。
….その叫びは街に響いた。

 

そこで練習していたダンサー、街を行き交う人々の顔が奇声に反応しこちらを向く。
この連絡は他のメンバーにもきっと届いているだろう。

ダンスで初めての親孝行になったかもしれない。

そんな興奮冷めやらぬ状態で、すぐ親に連絡を入れたのだった。

 

続く。

 

 

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