プライベート

⑤独学で仲間達とアーティストのバックダンサーなった物語(全6話)

約5分で読めます。

Back up dancerタイトル画像

 

このシリーズは、ある大物アーティストの初ライブバックダンサー@武道館に辿り着くまでストーリー。

その大物とは?

 

宇多田ヒカル

 

ヒントはプロフィールで。

ダンスに出会い、初の大きな仕事をして、最後にダンサーライフ初の挫折を体験する。

14〜24歳の過去10年間をギュッと「全6話」に渡りお届け。

 

  • ダンスを始めたきっかけ。
  • ダンス仲間との出会い。
  • ダンス活動の内容。
  • ダンスが仕事になるまで。

 

下の記事にも簡単に書いたけど、今回はさらに深く書いていこう。

 

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これを書く理由は、

「ダンスを楽しんでいたら仕事になっていた」

を伝えるため。

 

最初は自分もダンスは趣味だった。
そこから、

好きなことを仕事にする

というライフスタイルの重要性が、このストーリーで伝われば嬉しい。
時代は変われど、きっと引っかかるものがあるはず。

 

注)名前は全て仮名orイニシャルです

 

 

早速、記事を見ていこう!⬇︎⬇︎⬇︎

 

ダンス界に激震!?初バックダンサーの優越感

こうして僕らは、無事にUのバックダンサーを射止めた。

ここで、

「おめでとう!」

と話が終わる流れなのだが、その後が気になる人もいる?
かもしれないので簡単に書いていこうと思う。

 

初めての大物バックダンサー。
初めての武道館。
初めて何千人の前で踊る気持ち。

 

ダンサーでもこの経験をできる人は数少ない。
しかも、このアーティスト「U」のダンサー経験人数は極小だろう。

なぜなら、バックダンサーをレギュラーで付けるようなダンス系アーティストではないから。

 

この話は狭いダンサー界ですぐ広まった。
初めて大きな仕事を取れた時の優越感を初めて感じた瞬間でもある。

 

「これか、優越感というのは・・・」

 

イベントのゲストレベルの優越感ではない。
それは他のメンバーも同じだったであろう。

 

そうして、武道館の当日まで打ち合わせとリハの期間は刻々と過ぎていった。

 

踊る曲はどのくらい?気になるライブ内容

ライブで踊る曲は何曲だったろうか。
8~9曲だったか、中にはメドレーも入っていた。

ライブ時間は比較的短く60分程度だった。
海外アーティストもいるのでそんなもんだろう。

ライブ60分のうち半分以上がダンス曲である。

 

この内容はバックダンサーの仕事なら普通だが、未経験の自分たちにはかなりのボリュームになる。

イベントのショーでもたかだか5分程度。
体力配分をしっかりしないと、後半でヘロヘロの姿を見せることになってしまう。

 

そんな課題も取り組みつつ練習をこなしていた。

肝心の「振り付け」だが、「構成」「演出」に関しても何の指定もなく全て任せてもらう形になっていた。

 

僕らは年齢的には22〜3歳の若造だ。
ダンス経験もまだまだ浅い。

自分らは要望を聞く姿勢だったのだが、よく任せたなと感じている。

肝心のU本人とは未だ顔合わせをしていなかった。

 

そして、ある程度ライブの全体が固まった時期についにU本人と合流する日程が決まった。

 

…その合流当日。

 

スタジオに向かいながらメンバーでワクワクトークをしていた。
スタジオに着くが、まだ本人は来ておらずリハーサルまで振りの確認をする。

すると、ドアが開き父親と共にUが入ってきた!

 

「キター!」

 

みんなミーハーではないのだが、この時だけは凄い興奮する瞬間だった。
ポケモンで言うとこのレベル。

 

「クレセリア」
クレセリア
「セレビィ」
セレビィ

 

本人はテレビで見たまんまモジモジしていた(笑)
そして、気を使ってもらい僕らとUだけの交流タイムができた…。

 

ちなみに通常バックダンサーはこんな感じではない。
与えられた仕事を淡々とこなすだけなのだが、Uとの年齢も近いので交流を持たせてくれた父親の配慮である。

これを含め、凄いレアなバックダンサー経験なのかもしれない。

 

ここだ!ここで、どんだけ打ち解けるかだ!

 

U本人にとっても、全てが初体験となる。

ライブ・武道館・ダンサー・生バンド…

良いライブにするには打ち解けることが大事だと感じた。

 

しかし、そんな僕らの気持ちも空振り!
シャイな彼女は大して打ち解けずに、失敗したお見合いみたいな感じで終わった・・・。

がっくし

「しょうがない、ライブで頑張ろう!」

 

僕らは気持ちをライブに切り替えたのだった。

 

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その交流タイムを経てバンドリハーサルに入るのだが、Uの生歌で初めて振り合わせをした時の感動!

アレは忘れていない。

しかも生バンドで踊るのも自分達も初体験だった。

 

生バンドだと「ニュアンス」「タイミング」「ピッチ」なども変化する、この経験もダンサーとしての幅を広げてくれた。

 

そして月日は流れライブ本番前日になる…。

ライブや舞台などは、本番同様のゲネプロというリハーサルを行う。
そんれもちろん武道館で行うのだが…。

 

ゲネプロとは…
本番同様にすべてを通してやる。

ゲネリハとは…
本番直前の総合予行練習。

 

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お客として!ダンサーとして!初めての武道館

ゲネプロ当日。
自分は武道館に来たのはこれが初であった。

 

武道館

 

初めての武道館がダンサーとして舞台に立つという…。
なんとも光栄な。

武道館のステージを初めて見た感想は、

 

「ここに人が埋まると思うとすげえなぁ。
バックダンサーはこんな気持ちになるのか・・・」

 

ありきたりだが素直にそう感じた。

 

ヤバいよ!やばいよ!ライブ衣装

そういえばライブ衣装に関しては、お互い黒歴史になる話なので逆に書いておこう。

さぞやカッコいい「テカテカ」「クール」な衣装だろうとイメージしただろうか。

 

バックダンサー

 

少なくとも衣装は決まってる!
とメンバー全員が思っていた。

クラブのショーでさえ衣装は重要なのだから….。

 

しかし、実はなんと驚くなかれ初武道館の衣装は、

 

私服!

 

しかも、リハの時に来ていた私服だった。
この「私服衣装」の経緯はこうだ。

ある日リハーサルを観ていたUの父親がこう言った。

 

【良いねぇ、このままでいこう!】

 

「なにを!?」

 

最初なんのことを言っているのか理解できなかった。

 

衣装はこのままいこう!

 

僕らは耳を疑った。
クラブイベントでさえも衣装は色やコンセプトを決めてこだわるポイント。

さすがに武道館にリハ着の私服は…。

 

さすがにこれは僕らも大丈夫か!?と思った。
むしろ若干引いた。

そう、この衣装を決めたのはUの父親なのだ。
決して衣装費をケチった訳ではない。
イメージは「アメリカンスクールの仲間達」という事だった。

 

「あるいみ斬新!」
「さすが視点が違う!」

 

と、その時は思ったのだが…。
この続きは次の最終回にお伝えしよう。

では、ゲネプロの話に戻そう。

本番同様にお客さんを呼んでライブを行うのだが、小規模なため呼べる人数は限られていた。

関係者席」「マスコミ席」そして「出演メンバーの招待枠」だけの1000人規模である。

 

自分は誰を招待したのか?
もちろん親。

 

ダンサーの親孝行

 

当時はこれぐらいしかできなかった。
子供の仕事場を見せることで安心させる意味もあった。

 

ゲネのライブ開始は刻々と近ずいていた。
自分たちは裏で待機をする。
あくまでリハーサルだが本番同様の緊張感がある。

 

振付は大丈夫!
衣装もしっかりチェック!
(だが私服)

 

…そして会場が暗転しライブが始まった。
バンド演奏が流れ、さすがに興奮してきた。

しかし、思ったほど盛り上がりはない。
そりゃお客さんは関係者と招待者だけだしね。
まばらな拍手…。

 

そして60分ほどのライブは終了。

 

こんなものか…。
武道館といえど、お客さんでこうも違うのかと感じた。

まだクラブイベントの方が盛り上がっているぞ…。
しょうがない、みんな経験値高い大人だもんね。

でも本番のイメージはできたし特にミスも無かった。

 

そして翌日、ついに本番を迎えることになる…。

 

続く。

 

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