プライベート

⑥独学で仲間達とアーティストのバックダンサーなった物語(全6話)

約5分で読めます。

 

バックダンサータイトル画像

 

このシリーズは、ある大物アーティストの初ライブバックダンサー@武道館に辿り着くまでストーリー。

その大物とは?

 

宇多田ヒカル

 

ヒントはプロフィールで。

ダンスに出会い、初の大きな仕事をして、最後にダンサーライフ初の挫折を体験する。

14〜24歳の過去10年間をギュッと「全6話」に渡りお届け。

 

  • ダンスを始めたきっかけ。
  • ダンス仲間との出会い。
  • ダンス活動の内容。
  • ダンスが仕事になるまで。

 

下の記事にも簡単に書いたけど、今回はさらに深く書いていこう。

 

23年間ダンスのタイトル画像
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これを書く理由は、

「ダンスを楽しんでいたら仕事になっていた」

を伝えるため。

 

最初は自分もダンスは趣味だった。
そこから、

好きなことを仕事にする

というライフスタイルの重要性が、このストーリーで伝われば嬉しい。
時代は変われど、きっと引っかかるものがあるはず。

 

注)名前は全て仮名orイニシャルです

では最終回の6話目。

 

 

 

 

早速、記事を見ていこう!⬇︎⬇︎⬇︎

 

ダンスへ感謝!ライブ本番当日の武道館

そして、本番当日を迎えた。

九段下駅はすでに人がザワザワしており、昨日のゲネプロとは違う熱気。

武道館に向かいながら思う。

 

「このほとんどが今日のお客さんなんだろうな」

 

入口付近も人でワサワサしていた。
裏の関係者口から入るのだが、スタッフのピリピリ具合を感じ本番ムードが高まってくる。

 

それにも増して、今日は海外から大物アーティスト2組も来ている。
セキュリティーのデカイ黒人ともすれ違う。

 

裏の通路にはケータリング(フードサービス)も用意されていた。
メンバーと合流後、少し腹ごしらえをしつつ、

 

「食べ終わったらメイク室へUに会いに行こう!」

 

メンバーでそういう話になった。
前回の交流タイムの失敗を取り戻すのと、お互いの緊張をほぐす目的もあった。

 

前回の交流失敗談はこちら⬇︎

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ご飯を食べ終え、Uへ挨拶に向かった。
実質これが2回目の直接コンタクトで、あの交流タイム以降はその機会がなかった。

Uはメイク中だった。
スタッフに中へ入る許可をもらい中へ…。

 

今日ばかりはさすがに本人も少し打ち解けており、初対面の時より心を開いている感じ。
だが、未だ心を開く事ができてない自分達も歯がゆい。

あわよくば、「お友達として連絡先も!」
という気持ちもあったのだが、そんな空気では

全然ない

 

長居しても悪いので、切りの良いとこで早々と部屋を出る。

 

しかし、本番までの待機時間は長い。
振りの確認もするが時間にはまだ余裕がある。

 

武道館の中を探索。
客の並びを見に行く。
海外アーティストの控え室をチェック。

 

まるで小学生の工場見学のような感じ。
しかし刻々と本番の時間が迫ってくる・・・。

 

本番30分前

さすがにドキドキしてきた。

 

チラッと観客席を覗くが観客の顔は見えない。
しかし、席は埋まっており昨日のゲネプロと打って変わり満席状態
そのザワザワ感は裏まで伝わってくる。

 

初めて味わうこの空気感、高揚感。
ダンスが上手いだけでは立てないステージもある
というのを改めて実感する。

 

自分達がこのライブに立てるのは、Mさんのイベントに出たことがきっかけ。
そこでいい関係性が生まれなければ、別のダンサーがここにいたはずだ。

 

そう、これは人と人がつないだ結果なのだ。

感謝!感謝!

 

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ライブで気をつけるポイント

自分には今回のライブで注意点(課題)が1つあった。

それは…

 

【息が上がらないようにすること】

 

これ当たり前だけど非常に重要。
長めのショータイムでさえ後半は息が切れる。

息が上がるとパフォーマンスが激減してしまう。

特に当時の自分は調子に乗ってペースを崩すことが多く、それが後半のパフォーマンスを落としていた。

 

スポーツ全般でいえるこのペース配分。
勝敗を分ける重要な意識である。
それはダンスでも同じ。

この経験と意識も凄く勉強になった。

 

そして、ライブに向けて意識を集中していた。

 

15分前

 

5分前

 

はい、キタ本番!

 

ステージ裏でU・バンドメンバー・僕らは待機していた。
そして、みんなで声出し!

会場の照明が一気に落ちて暗転。

 

「わぁああああああああ!」

 

叫びに近い歓声が上がった!
歓声が武道館を揺らした。

それはそうだ、今日来ているお客さんも初めてUの生歌を聴く瞬間である。

こちらもその空気にテンションMAX状態になる。

 

そして本番の武道館のステージへ!

 

ダンサーとしての本気!武道館の本気!

ステージに上がったとたん、えらい光景が広がっていた。
それは想像を越えた光景だった。

 

武道館ペンライト画像イメージ
(イメージ)

 

こちらはホタル
ホタル画像

 

ゲネプロとは全く異質!
それはホタル(ペンライト)が客席を包んでいる光景だった。

 

「・・・こんなにも変わるか…」

 

満員の武道館の本気をみた

 

このライブはテレビクルーも入っており全国が注目をしているライブ。

下手なことはできない!

というプレッシャーは特になく、全力で楽しめた。
トラブルもなくライブは順調に進行していく。

体力のペース配分も大丈夫!
ダンスもしっかり踊れている。

 

そして、ラストに近いライブ後半。
それは・・・

 

キタ!

 

曲の間奏で客をあおるフリータイムがあったのだが、ここでリハーサルにないアクションを起こした。

 

自分はUに近付き、おもむろに
ハイタッチ!からの肩組み!!

 

それは無意識だった。
完全なるテンションによる行動だった。

 

U本人は少しビビっていたw
しかしこれは本番。
引きつった笑顔で対応してくれた。

 

打ち合わせもなくありがとう!

 

そんな気持ちは今でも忘れない。

 

そのハイタッチは、テレビカメラにも抜かれており個人的なベストショットを残すことになる。

こうして大きな仕事と共に傷跡を残してライブは終了した。

 

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海外アーティストの本気。ダンサーの本気。

そして、忘れてはいけない海外アーティストのライブ。
この衝撃を僕は忘れない。

 

海外アーティストの順番はUの後、実質そちらがメインという位置づけ。
実は、そのライブは抽選での「無料招待ライブ」であった。
なんとも太っ腹な企画。

 

しかし海外アーティストのライブは短時間。

Uのライブで60分。
海外アーティスト各30分の2組合わせて60分

トータル120分となる。
ちょうどいい時間。

 

残念ながら海外アーティストのリハーサルは観ることができなかった。
さらには自分は海外アーティストライブ自体が初体験。
なので、本場のパフォーマンスはいかほどか興味があった。

 

自分達は本番の大きな仕事が終わったので、海外アーティストを観るために意気揚々と客席へ向かった。

その時点では、自分達としては”そこそこいい仕事”をしたと思っていた…。

本場のパフォーマンスを観るまでは….

外人ヤバい!!!

 

衝撃というより、自分の仕事はなんだったんだ。
そんな気持ちにさせられた。

今思えば当たり前なのだが、

これぞバックダンサー!

というクオリティーだったのである。

 

衣装もバッチリ揃っている!
ダンスも振り付けもかっこいい!
身体の作りもバッチリ!

 

「あらら・・・」
「とほほ・・・」

 

最後の最後で、この感じ…。
急に調子に乗っていた自分が恥ずかしくなってきた。
いや、スタッフ&メンバー全員がそう感じたはずだ。

 

何を比べても勝てる要素がない
いきなり現実に引き戻された瞬間。

 

「だからあれほど…。」

 

当時の自分らを誤魔化せるアイテムは「衣装」しかなかった。
その衣装さえも戦力不足の「私服」とは。

いまごろUの父親も後悔しているであろう。

衣装が私服のリハ着であったことを……。

 

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アフターパーティーで海外ダンサーと交流

そして、ライブ終了後。

 

ホテルでアフターパーティーが開催された。
そこには、海外アーティストもダンサーも全員参加していた。

 

お酒もすすみ、海外ダンサーとの交流チャンスが訪れる。
挨拶をしようと顔を合わせるやいなや、

 

【Goodパフォーマンス!】

 

外人特有のあのノリで先手を取られた。
コミュニケーションでさえも負けたやんけ…。

踏んだり蹴ったりである。

 

「全然グッドじゃねーよ」

 

心では思いつつも、

 

サ、サンキュ~(笑)」

 

と、引きつり笑いで対応。
全てに負けた瞬間である。

 

このように人生初の大きな仕事の最後で自分達の未熟さを知った。
自分はこれを機に「身体ぐらいは変えよう」と意識を変えたのだった

その結果…。

 

リアールの身体

 

あの負けた気持ちは逆にありがとうと言いたい。

 

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生きていれば必ず負けた!と思うタイミングがある。
勉強でも、恋愛でも、仕事でも。

 

負けることがダメなのではない。
負けたあとに何をするのか?

 

これが大事である。

このバックダンサーの仕事がきっかけで、あの人気長寿番組のレギュラー出演オファーにつながるのであった。

 

…FIN

 

長いストーリー読んでれてありがとう!

あなたにも幸あれ。

 

 

 

 

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