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【残酷な真実】あなたの人生観を180°変えてしまう!?かもしれない3つの事実

明けましておめでとう御座います!
ブログ読んで頂き感謝!感謝!
世の中色々あった昨年だけど、今年はガツンと花咲かせよう!

ということで、新年1発目の今回は、

ひろゆき氏の「今まで黙っておいた世の中の真実」

の解説を書いていこうかな。

 

叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

 

この本には、こんな前置きがある。

 

人はみんな一生懸命色々なことを考えている。
そして自分や大切な人たちのために行動し、ときに周囲との意見をぶつけ合う。

それ自体は悪いことではないが、押さえておかなければならない大事なポイントがある。
そもそも、その考えの元となる知識は正しいのか?ということである。

正しく考えるには正しい知識が不可欠。
しかし、実際には多くの人が間違った知識の上に立って考えている。
間違った知識をベースに思考を重ねると、どんどんおかしな方向に進んでいく。

本書ではあなたにとって「知りたくなかった…」と思うようなことも書かれている。
しかし、そうした不都合な真実と向き合うことで正しい思考ができるようになるのだ。

by ひろゆき

 

本書には、ひろゆき氏が世の中をありのままに見て感じた不都合な真実が書かれている。

世の中には様々な問題があり、日々テレビでは論争が行われ対立する人々の間では見苦しい罵り合いが行われている。

しかし、議論をしたり何かの問題の解決策を考える場合でも”正しく考えるには正しい知識が不可欠”なのだ。

正しい知識なしにいくら考えたって意味がない。
そう力説するひろゆき氏。

 

本書では、

「私達が正しい思考ができるように」

と様々な不都合な要素を伝えている。

では早速、その不都合な真実に切り込んでいこう。
今回は以下の3つのテーマについて書いていくぞ。

①ペタンク界のイチローを目指すから成功できない
②遺伝と知能の真実
③これからの働き方についての真実

 

①ペタンク界のイチローを目指すから成功できない

ペタンク界のイチロー。

という分かりやすい例えを使い、私たちの大多数が成功できない理由を解説してくれている。

そもそもペタンクって?

ペタンク

フランスではペタンクというスポーツが老若男女に愛されている。
目標の球に向かって鉄のボールを投げる競技で、ルールはカーリングに近い。

1910年にラ・シオタという南部の港町で生まれ、今ではフランス全土500万人の愛好者がいると言われている。

 

しかし、このペタンクは日本には浸透していない。
自分もこの本で初めて知ったぐらい。
まして、ペタンクをやった事がある!という人はかなり少ないのではないだろうか。

昔ギャグネタで「カバディ(インドの国技)」というワードが流行ったけど、ペタンクはさらにマニアなスポーツ。
なので、いくら日本人がペタンクの面白さに目覚め、そのスキルをあげたとしてもペタンク一本で生きていくことはできない。

 

成功したい人はペタンク界のイチローを目指すな!

ここで、この意識をしっかりと覚えておかなければいけない。

もしペタンク界でイチロー選手のような才能と能力を持った選手が現れても、競技自体の知名度が低く、マネタイズつまり収益化を持っていないので成功は難しいだろう。

一方で、野球やサッカーならば話は別。

日本社会、いや世界的にメジャーなスポーツには、それらに関するビジネス構造が存在しているので、お金も名誉も手に入れられる。

結局、同じように何かを極める努力をした時に、その成果物を受け入れる構造が社会にあるのか?によって手にできる果実というのは全く異なる。

受け入れてもらえれば成功者になれるし、そうした土壌がなければ、よくわからないことをやり続けた狂気の人で終わってしまうのである。

 

能力より重要な事とは?

このように私達が生涯に手にできる報酬は能力よりも、

何をやったか?
どこで始めたか?

で決まるといっていい。
日本でならばペタンクよりはハンドボールがいいけれど、ハンドボールよりも野球の方が成功の確率も成功の度合いもグーンと高くなる。

 

今の世の中は一握りの成功者と、その他大多数で構成されている。
では、その一握りの成功者だけが特別に優秀なのか?というとそんなことはない。
とひろゆき氏は言う。

能力だけで考えたら大多数側にも優れた人が大勢いる。
でも彼らは成功できない。

それはなぜか?

と言ったら、優れた能力を活かす場所を間違えているから。
ペタンク界のイチローになろうとしているから。

 

能力はそれを生かす場があってこそ価値を作り出す。
その活用度合いこそが重要であって、他の多くの場合は大した問題ではない。

確かにイチロー選手は秀でた能力の持ち主であり、努力の天才でもある。
ただ前提として、歴史に残るような偉業を成し遂げられたのは、

活躍の場を間違えなかった

という大前提があったから。

 

この考えどうだろうか。

世の中に自分の能力が受け入れられる構造があるかどうか?
マネタイズができる構造があるかどうか?

によって手にできる果実が全く異なる。

これ確かにそうなんだよね。
ブログでもニーズがあるジャンルないジャンルがあるし、Youtubeでもいくら質がいい動画を作ってもニーズがなければ視聴されない。

成功者と凡人を分けるのは能力の差ではない。
能力なんて大して変わらない。
能力を活かせる場所を見つけられるかどうかで決まる!

ということ。

 

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自分の能力が評価される構造が実社会にあるのか?
自分の能力がマネタイズできる構造が社会にあるのか?

この事実を一度しっかりと考えなくてはいけない。
そして、正しい場所で自分の能力を活かさなければならない。

 

さらに、ひろゆき氏は次のように言っている。

一方で僕のように、”たまたま”マーケットのあるところにいたから。
という理由だけで成功者の一人に数えられてしまうケースもたくさんある。

最初はなんか分からない事をやっているな、程度に思われつつ、本人も大した目的意識があったわけでもないのに、ある時から大きなマーケットが突然誕生し、社会が一気にその成果物を受け入れるようになることがある。

すると、自分のような人間でも高い下駄を履かせてもらえる。

 

と、ひろゆき氏は言う。

この場合、IT業界がちょうど成長期だっただけで勝手にマーケットの方が広がってくれた。もしこれが右肩下がりの出版業界にいたら全く違った状況になっていたはず。

成長過程の業界にいたという理由だけで成功した人は、あたかも自分に能力があったかのように後付の理由を口にするだろう。

でも実際は、そんなに立派なものじゃない。

 

例えば YouTuber のマネジメントを行っているuuumの創業者「鎌田和樹」氏は自身の会社がうまくいっている要因について、

時流があっていたから風が吹いていただけ

と、たまたまマーケットがあったからだと述べている。
しかし、そんなことを言える経営者はほとんどいない。

大抵は、うまくいったのは個人の才能や努力の結果だ。
とアピールするだろう。

「どんな境遇でも頑張れば報われる!」

という美しい物語を見せたがっているのではないだろうか。

 

ひろゆき氏からしてみると個人の振る舞いよりも「もっと大きな流れに影響を受けた。」と話す鎌田さんの方が明らかに正しいし、誠実だという。

世間の人たちは成功者の作られた物語をありがたがっている傾向がある。

しかし多くの場合、成功者はただそこにいたから
という面白みもなく誕生するのだ。

こういう本当の成功話を語る人がほとんどいないので、人々は相変わらず才能や努力といったものを称賛している。

 

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頑張っても成果が出ない人のミステイクとは

逆に一生懸命努力しているのに、なかなか成果が出せない。
という人は、活躍の場を間違えている可能性がある

せっかくの努力を無駄にしないためにも、”どこで頑張るか”を一度しっかり考えてみるべきではないだろうか。

 

私たちが成功できるかどうかというのは、能力よりもっと大きな枠組みによって決まってしまうから。
成功するには、

努力をすることが必要である!
高い能力が必要である!

といった話は確かにわかりやすい。

しかし、そういった個人の努力や能力といった小さなものではなく、

もっと大きな”世間の流行“とか、”マーケットが存在“するのか?
という理由で私たちの成功は決まってしまう!

というわけ。
だから、がむしゃらに頑張るのではなく、

 

●自分の今の能力はどこなら最大限に発揮できるか?
●どこに自分の努力を評価してくれるマーケットがあるのか?

 

をしっかりと考える努力が最も効率が良いのかもしれない。

 

実社会で例えるなら、

今の会社で出世を目指して、がむしゃらに努力する!
より、もっと自分の能力を活かせる会社はないか?

自分が今いる業界は、これからどんどん落ちぶれていくので仕事以外のプライベートの時間でコツコツとスキルを磨いて、今流行りのIT業界で独立したり、フリーランスになる。

 

という道も選択肢に入れるべきなんだよね。
では、これまでの内容をまとめよう。

 

①ペタンク界のイチローを目指すから成功できない!のまとめ

 

ポイント1
何かを極める努力をした時に、その成果物を受け入れる構造が社会にあるかどうかによって手にできる果実は全く異なる。

受け入れてもらえれば成功者になれるし、なければよくわからないことをやり続けた狂気の人で終わってしまう。

このように私達が生涯に手にできる報酬は能力よりも、”何をやったか””どこで始めたか”で決まるといっていい。

ポイント2
一生懸命努力をしているのになかなか成果が出ないという人は、活躍の場を間違えている可能性がある。

せっかくの努力を無駄にしないためにも、”どこで頑張るか”を一度きっちりと考えてみるべきである。

 

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②遺伝と知能の真実

次はなかなか厳しい現実を伝える事になる。
努力をすれば報われる!という残酷さについて書いていこう。

 

家庭環境と学力の関係性

お茶の水大学の耳塚教授は、首都圏に住む約1200名の小学6年生と、その親について調査を行った。

そこでは「親の経済力」と「子供の学力」の関係性を探った。
そうすると1つの真実が浮かび上がってた。

親の収入が多いと、子供はよく勉強し成績もいい。
さらに子供の教育に対する親の期待が高いほど子供の学力が上がる。

という真実。

 

こうした傾向は世界的にも見てとれる。
その中でもアメリカのジョンズホプキンス大学の調査は有名。

ボルチモア住人、約800人を対象に小学1年生から20代後半になるまでの約30年間を追跡し、その子供たちの生活環境と経済的な成功度合いの関係を調べた。

その結果、

 

両親が健在で経済的に恵まれた子供
→成人しても裕福。

逆に、

親が離婚したりして経済的に苦労した子供
→ほとんどが貧困層から抜け出すことは出来なかった。

 

よく「学歴は本人の努力次第であり、公平に近い指標だ」
と言われるが、しかし実験結果を見る限り実際には”親の収入”や”周りの環境”がかなり影響を与えるとのこと。

 

東京大学名誉教授の上野千鶴子氏は2019年度東京大学学部入学式の祝辞でこう言った。

あなた達が今日頑張ったら報われると思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境があなた達を励まし、背中を押して手を持って引き上げ、やり遂げたことを評価して褒めてくれたからこそです。

 

とこのように述べ大きな話題を呼んだ。

上野氏が東大の新入生に向け、このような発言をしたのは”本人の努力以外に、どのような環境で生きてきたか”というのが、学力などにも影響を与えている。
ということを伝えたかったからだろう。

 

単純に、お金があれば学費や塾の費用などの教育費を多く出せるのはもちろん、子供に色々な機会を与えてあげることができる。

学校の勉強以外に、いろいろな分野で知的な刺激を得られることが子供と学力に大きな影響を与えている。
さらに世間でよく言われている、「東大の子は東大」というのは正しいということが分かっている。

 

東大生の親の年収は高い

このように様々な調査で、平均年収が高い家庭では国立大学に進む割合が高い
ということが分かっている。

さらに日本最高学府である東京大学については、東大生の家庭の平均世帯年収は918万円と算出された。
これは一般的な家庭に比べて、圧倒的に高収入であり、いかに東大生の親が金持ちかが分かる。

 

お金に余裕のある家庭
自分の子供の教育にふんだんに投資できる。
親の気持ちにも余裕があるから子供の将来について、色々アドバイスすることができる。

一方で、

お金がない家庭
日々の暮らしをどうするかで頭がいっぱい。
金銭的にも精神的にもそれどころじゃない。

 

というのが現実だろう。

言い方を変えれば、今の東大生の多くは親の経済力に無くしては東大生じゃなかった、ということになる。
ここまできて、

「結局、家が金持ちじゃないと満足な教育も受けられないし、学ぶための環境も整っていないと学歴は得られないんかーい!」

と、ちょっと暗い気持ちになってしまうよね。
しかし本当に残酷なのはここから。

 

お金や環境だけではなく、”遺伝”という面から見ても東大の子は東大になりやすいのである。

行動遺伝学を専門とする慶應義塾大学の安藤寿康教授は著書である

 

日本人の9割が知らない遺伝の真実

 

の中で、次のような指摘をしている。

●子供の学力は遺伝に大きな影響を受ける。

●青年期の IQ の個人差は遺伝が54%、共有環境が19%、非共有環境27%によって作られている。

 

しかも単純に知能レベルが遺伝するだけではなく、性格的な遺伝要素も大きい。
と言う。

例えば、

コツコツと努力ができる親の子供は、やはりコツコツと努力ができる。
飽きっぽい親の子供は飽きっぽい。

そうしたことが相まって高い学歴の両親を持つ子も、また高学歴になりやすいのである。

 

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かつて某有名私立大学の小学校に子供を通わせていた、ひろゆき氏の知人は、その入試で行われる面接試験についてこう語っている。

あくまで子供の面接という建前だけど、実は一緒に来ている親を見ているんだよ。

短い面接時間で子供の学習能力を見抜くのは無理だし、その時に多少学力の差があっても、いずれ同じように出来るようになるから子供を見ても意味がない。

それより子供の教育環境を左右する親を見た方が評価しやすい。

 

このように幼稚園や小学校の受験では当たり前のように、子供は親の要素で判断されているのだ。

いやぁ、これはなかなか厳しい現実じゃないか。

東大生の子供は、お金や環境的に東大生になりやすい。
さらに遺伝的にも東大生になりやすい。
よって、この2つの意味で東大の子供は東大に行きやすくなる。

 

私達は、この悲しい現実をどのように受け入れれば良いのだろうか…。
残念ながら回答はない。

「じゃ、この事実を知ったって何の意味もないじゃん」

と思うかもしれないが、それは違う。

 

“努力すれば報われる”という美しい物語が、実は残酷な嘘である。
遺伝と知能には明らかな関連性がある。
両親の経済状態と子供の学習環境にも明らかな関連性がある。

これらの正しい知識をもとに、私達は考え行動しなければいけない。
正しい知識を知っていることは、間違った知識で振り回されてる人に比べて”圧倒的に有利な立場に立てる”のである。

 

では②の内容をまとめよう

②遺伝と知能の真実のまとめ

 

ポイント1
親の収入が多いと子供はよく勉強し成績も良い。
さらに子供の教育に対する親の期待が高いほど子供の学力が上がる。

ポイント2
両親が健在で経済的に恵まれた子供は成人しても裕福。
親が離婚したりして経済的に苦労した子供はほとんどが貧困層から抜け出すことは出来ない。

ポイント3
東大生の子供は、お金や環境的に東大生になりやすい。
さらに遺伝的にも東大生になりやすい。
この2つの意味で東大の子供は東大になりやすい。

 

ではラスト。

 

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③これからの働き方についての真実

これから私達の働き方はどのように変わっていくのだろうか。
それについて考えていこう。

 

今後の働き方で絶対に起こる巨大な変化

それは、

AI 導入による人件費削減という問題

AI によって仕事がなくなる。
この問題はよく話題になるので知っていると思う。

 

実際の例えだと、

富国生命保険は AI を導入して効率化を図り3割の人員削減に成功した。

もちろん、この成功というのは”リアルに3割の従業員の仕事がなくなった”ということを意味する。

これは富国生命に限ったことではなく、多くの企業が AI を導入することで削減を図っているのである。

メガバンクはここ数年、数千から数万の人員削減を進めている。
これによって金融機関として業務に支障をもたらすことはない。
それは AI の存在があるから。

実際、三井住友銀行は日本マイクロソフトと共同で対話型 AI による自動応答システムを開発し、手続き業務の窓口として活用している。

この流れはこれからさらに加速していくだろう。

 

「保険業界や金融業界は安定して高い給料が受け取れる!」

 

という理由から銀行は不動の人気を誇ってきた。

有名大学の優秀な学生がこぞって就職!
しかし、このAI化はそんな彼らが

「AI があるから君たちはいらないよ」

と言われているようなもの。
AI は就業時間に関係なく人間の何倍も働いてくれる。
さらに福利厚生の必要もなく、経営者の立場からすると導入するメリットは圧倒的。

おそらく今になって仕事を奪われつつある優秀なホワイトカラー達は、かつてはこう考えていただろう。

 

「 AI が導入されれば面倒な仕事を代わりにやってもらえる。私たちはその恩恵を受けられるはずだ!」

 

と。
しかし、実際に最も苦渋を舐めさせられるのは、こういう人達なんだよね。

年収300万円のブルーカラーも確かに仕事を失うかもしれない。
でも年収800万円だったホワイトカラーも同様にいらない存在になってしまう。

保険会社の支払査定業務のような典型的なホワイトカラーの仕事も人間でなくてもできる時代になった。

 

過去にも技術革新によって多くの人手がカットされてきた。
例えば、農耕機の出現もその1つ。

大量に農作物を作る機械が生まれたことによって、1つ1つ種植えや収穫するという多くの人手がカットされてきた。

しかし AI はそれらとは全然次元が違う。

 

これまでは頭のいい人や技術のある人の仕事には、さほど影響はなかったが、今後そういう人達も必要とされなくなる。

例えば、2015年に野村総合研究所が発表した研究データは人々に衝撃を与えた。

今ある日本国内の601の職業が2030年にはその49%が AI やロボットに取って代わられると報告されていたのだ。

 

AIによって大きな果実を手にする人達

ここまでは AI によって損をする人達の話をしてきた。
しかし損をする人達だけではない。

ごく一部の人達とは、

経営陣や株主という雇う側

AIを活用することで余計な人件費を支払うことがなく経営活動ができるなら、手にする報酬はより多くになる。

 

そうした一握りの人達は AI のおかげでより豊かになり、大半の人達は AI のせいで酷く貧しくなる。

これが現実になるだろう。
そして、この AI を導入するという問題からもう1つ見えてくる真実がある。
それは、

最低賃金が上がるとアルバイト側が損をする

ということ。
今アルバイトをしている人は「時給が上がって欲しい!」と思いながら働いていることだろう。

しかし、残念ながら以下のようなサイクルになる。

最低賃金が高くなる。
⬇︎
人件費コストが上がる。
⬇︎
人を雇わなくても済むように機械の導入が進む。

 

これは経営者の視点に立つと当たり前のこと。
最低賃金が上がるということは、人を雇うのにお金がかかるようになる。
そうなれば、今まで AI の導入を渋っていた経営者も AI を導入して人件費を減らそうとするだろう。

今 AI が導入されず人がしているアルバイト業務は、

●AI を導入するよりまだ人を雇うほうがコストが低い。
●AI を導入するより人を雇った方が効率が良い。

と考えている経営者がいるから。

しかし、最低賃金が上がることで人を雇うコストが高くなることが明確になると経営者は一刻も早く AI を導入するようになるはず。

 

私は雇用を増やすために AI を導入しない!キリッ

 

なんていう聖人君子の経営者がいたとしても、周りはみんな AI を導入している。

その結果、人件費が高くなり機械を導入している競合会社に敗れて聖人君子の会社は姿を消してしまうだろう。

 

では③の内容をまとめよう

 

③これからの働き方についての真実のまとめ

ポイント1
AIによって仕事がなくなるという問題は確実に起こる。
実際、富国生命やメガバンクは AI を導入し大規模なリストラをすでに行っている。

大多数の人たちは AI によって損をするが、経営者や株主のようにごく一部の人たちは大きな果実を手にする。

ポイント2
最低賃金が高くなると人件コスト削減で機械の導入が進む。

 

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残酷な真実のまとめ

 

①ペタンク界のイチローを目指すから成功できない
②「遺伝」と「知能」の真実
③これからの働き方についての真実

について解説してきた。

どうだっただろうか。
なかなか耳が痛い話ばかりだったと思う。

 

自分が特に勉強になったと思うのは、「ペタンク界のイチローを目指すな」という考え方。

よく「好きな事を仕事にしよう!」と世間で言われる。
けど、あなたの好きな事が仕事として成立するためには、その好きなことに対し「お金を払う」という社会の構造が存在しなければいけない。

●自分の能力が活かせる場所はどこか?
●自分の能力が評価される場所はどこか?

ということを一度しっかり時間を取って考えてみる必要があると思う。

これはダンスという世界で生きてきた、自分からのメッセージでもある。

 

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