新型コロナによって多大な影響を及ぼしているエンタメ界。
もちろんその中にはダンスも含まれている。
イベント、クラブの自粛。
ダンサーの仕事は激減。
スクールも開講自粛。
インストラクターも仕事が無い。
「踊る場所」も「教える場所」もないダンサーは、もはや虫の息だろう。
知り合いのプロダンサーはついにバイトを始めた。
中にはこれを機にダンスをやめる人もいるかもしれない。
そんな状況の中で、
ダンサーとして生き残る可能性が高いダンスの業種を3つ考えてみた。
ダンスビジネスには、
スクールなど経営業
イベントオーガナイズ業
など運営やプロデュースの仕事もあるが、今回は
自身が動くプレイヤーの仕事
の中で考えてみた。
ダンサーの旬は限られている。
その旬の時期に自分の価値やブランド、スキルをどれだけ構築できるか?
これがプロダンサーには必要。
このブログには「ダンス」と「ビジネス」についての記事を多く書いてる。
意識高いダンサーは以下のまとめ記事を参考にしよう⬇︎

では、早速ダンサー業種3位から!
不況でも生き残るダンサー業種
< 3位 >
専門、芸能系インストラクター
理由
これはテーマパークダンサーと迷った。
しかしテーマパークは閉園したら終わるので、横の繋がりと広がりを考えるとこちらに軍配が上がる。
専門学校や芸能系インストラクターはレッスンの中でも単価が高い。
そして、交通費別など待遇面でも優遇してくれるとこも多い。
なにより固定でもらえる。
一方で街のダンススクールは大手以外はほぼ完全歩合制。
生徒がいなければ交通費で赤字になる可能性がある。
これではバイト以下になりかねない。
その中で、専門学校や芸能系は固定でギャラがもらえる。
この環境はダンサーには大きいだろう。
メリット
・組織運営の安定感
・レッスン業の中でも高単価
・交通費別になる環境か多い
・他校、他ビジネスの紹介に繋がりやすい
・体調不良の時に代講がきく
デメリット
・ただ上手いだけではダメ
・ダンサーとしての経歴が必要
・社会性、人間性も必要
・競争率が高い






< 2位 >
バックダンサー
理由
ダンスの花形のバックダンサー。
大物アーティストならバックダンスだけで生活が成り立つ可能性もある。
また、気に入られれば振付や新人アーティストのバック、育成などサイドビジネスに繋がることもある。
音楽と芸能にダイレクトに関わるので、ダンサーとして経歴に説得力も増す。
芸能事務所の繋がりやバックもつくので、収入面でも安定感がある。
ただし競争率も高く、切られる時も早いので体調管理はもちろん常にストイックなプロ意識が必要となる。
メリット
・ツアー、ライブなどまとまった収入が期待できる
・ダンサー経歴に説得力がつく
・振付、レッスンなどの紹介に繋がりやすい
・音楽イベント、番組の仕事も増える
デメリット
・ストイックなプロ意識が必要
・理不尽な要求もされる
・面倒くさい上下関係
・スケジュール管理が大変
・身体を壊したら終わり






< 1位 >
振付師
理由
振付師の活動は広く広告業界から音楽、芸能、地方自治体まである。
ギャラも振り幅が大きくダンスビジネスの中では最も夢を見れる業種。
しかし、振付師という仕事は誰でもなれる訳ではない。
特にヒップホップ上がりのダンサーはヒップホップにこだわりが強く振付師として大成しにくい。
ジャンルに囚われず、様々な表現や世界観に対応するスキルが求められる。
振付師として活動が安定し信頼を得られた場合、振り写しなど身体を動かす負担は最小限に抑えられる。
唯一、動ける旬が過ぎても価値を上げられるダンス業種。
ただ振付需要は一般的ではなく依頼数が少ないので、単価を上げないと厳しい現実もある。
メリット
・個人のブランドと価値を構築できる
・オンリーワンの仕事ができる
・身体の負担は最小限にできる
・収入の上限を引き上げることが可能
デメリット
・常にクリエティブセンスを磨く
・流行りなどアンテナの高さが必要
・強い信念がないとブレる
・値段交渉など営業能力も必要



そもそもダンスで稼ぐことは可能なのか?
最後に夢がないけどリアルを書いておこう。
正直、エンタメの世界でダンスは最も稼ぎにくいと思う。
ツイートにも書いたけど、もしダンスで金持ちになりたいなら“経営者”か“アーティスト”など芸能界を目指そう。
それでもサービスやニーズを生み出すハードルは高い。
まだ歌や音楽、演技の方が夢があると思う。
それでも頑張りたいあなた!
自分の価値を高める努力を怠らず頑張ってほしい。
後輩で振付や #ダンスビジネス を法人化してる子がいるが厳しそう。
ビジネスの基本は「悩み解消」その需要と母数が多いジャンルほど稼げる。
ダンスはいわば趣向品。
みんなお金の使い方もシビアになり、エンタメ浪費は減り、正直ダンスの悩みを解消しても稼ぎは小さい。https://t.co/1IvNN6KoKq— REaaaL (@reaaal_dance) April 18, 2020






生き残れるダンサー業種のまとめ
今回の内容を振り返ると、
専門・芸能系インストラクター
バックダンサー
振付師
これらを並行して稼ぐダンサーは非常に強い。
むしろ、ここまで仕事にできたダンサーは今後も生き残れるだろう。
極稀にダンサーからアーティスト転向するパターンもあるが今回は除外している。
アーティスト活動はダンサーと別の業種となるので。
とにかく、今回伝えたかったことは
ダンスビジネスも分散が大事!
ということ。
ダンスでも1つの比重が大きい人は今後も厳しい。
なので、これを機に意識改革をオススメする。





