“やる気が上がる8つのスイッチ“(グラント・ハルバーソン著)は、読者が自分の人生において重要な8つのモチベーションスイッチを特定し、活性化することを目的とした自己啓発書である。
本書は、モチベーションは一枚岩ではなく、さまざまな要因でオン・オフできる複雑なスイッチの集合体であるという前提に立っている。
本書で取り上げられているのは、目的、自律性、達成感、挑戦、成長、社会的接点、認知、影響の8つのスイッチ。
各章では、これらの各スイッチに焦点を当て、それが何であるか、なぜ重要であるか、そしてあなたの人生においてそれを活性化する方法を説明している。
本書は、読者が自分の人生にコンセプトを適用できるよう、実例、実践的なヒント、演習で満たされているので紹介していこう。
①目的
最初のスイッチの「目的」とは、人生の方向性や意味について明確な感覚を持つことを意味する。
強い目的意識は、障害を克服し、逆境に直面してもモチベーションを維持するのに役立つ。
②自律性
2つ目のスイッチである「自律性」とは、自分自身の人生や仕事をコントロールする能力のこと。
自律性はモチベーションを高める重要なドライバーであり、自分の運命をコントロールできていると感じることができれば、人はモチベーションを高めやすくなる。
③習熟
3つ目のスイッチである「習熟」とは、自分の選んだ分野でのスキルや専門性を身につけること。
習熟の追求は、人々に進歩や達成感を与えるため、強力な動機付けになる。
④挑戦
4つ目の「挑戦」とは、難しい目標を設定し、自分のコンフォートゾーンを超えて自分を追い込むこと。
挑戦は個人の成長に不可欠な要素である。
⑤成長
5つ目の「成長」は、個人の成長と学習の継続的なプロセス。
成長し、学ぶことを拒まない人ほど、目標を達成し、人生に充実感を見出すことができる。
⑥社会的接点
6つ目のスイッチである「社会的接点」とは、強い人間関係やコミュニティーの感覚を築くこと。
社会的なつながりはモチベーションを高めるために不可欠であり、他者とのつながりを感じている人はモチベーションが高く、幸せである可能性が高い。
⑦認知
7つ目のスイッチである「認知」とは、自分の仕事や成果が認められ、評価されること。
承認は人々に正当性や達成感を与えるため、強力な動機付けになる。
⑧影響
そして最後の8つ目は、「影響」。
自分が有意義な貢献をしていると感じている人は、モチベーションが高く、人生を充実させることができる。
最後に
『やる気が上がる8つのスイッチ』は、あなたの人生における重要な動機付けを理解し、活性化するための洞察に満ちた実用的なガイドブック!
個人的な目標であれ、仕事上の目標であれ、本書はあなたの潜在能力を最大限に引き出し、充実感を得るための助けと思うので是非!