今回は、
人を動かす「コピーライティング」
について書いていこう。
コピーライティングによって人を動かすテクニックはいくつもある。
ただ、よくあるコピーライティングの本には、
「この文字を当てはめよう!」
という内容が多いが、全て意味が無い。
そうではなく、本当に必要なのは、
「人がどのような時に動くか?」
などの本質を学ぶことだけである。
これらの本質の一つとして大事なことに「仮想敵を作ること」がある。
ネットビジネスで稼いでいる人は、ほぼ全員「仮想敵」を作ることで共感を得ている。
この思考をインストールして実行できれば、成果が加速度的に増えていくので是非覚えておこう。
仮想敵による人間の行動心理を学ぶ
人を動かす上で重要となる手法が「敵を作る」というもの。
例えば、
野球を考えてみよう。
阪神ファンと巨人ファン
がいた場合、この人たちは普段敵対している。
これは、お互いを敵チームと思っているから。
少なくとも、通常彼らが肩を並べることはない。
理由は、
日本国内での各チームで考えているから。
しかし、ある方法を用いると両者が一瞬で仲間になってしまうのだ。
この方法として、冒頭の「仮想敵を変えてしまう」という事がある。
感のいい人なら、すぐ分かると思うが、
例えば、
阪神ファンや巨人ファンなど同じ日本国内でのチームではなくて、「野球の世界大会」であったらどうだろうか。
この場合だと、アメリカや韓国などが敵になるだろう。
すると、同じ日本人同士なので阪神ファンと巨人ファンが手を取り合うようになる。
そして、一緒になって日本チームを応援するようになるのだ。
このように、仮想敵の対象を変えることで人を団結させることが可能となる。
人を動かすための第一ステップとして、仮想敵を作ることで敵同士を仲間に加えることが出来てしまう。
あのヒトラーも仮想敵(ユダヤ)を作り、あそこまで人を団結させてしまった。
中国や韓国では日本をよく仮想敵にするが、これは、
「共感させることで国民の心を1つにさせる」
という意味ではとても理にかなった手法である。
心理学の観点で言えば、日本を仮想敵にすることで自国民を団結させることができるのだ。

ネットビジネスで行っている仮想敵とは
多くの人は「自分は悪くない」と思っている。
実際には努力していない当人が悪いのだが、自分がどれだけ頑張っても成功できないのは「自分のせいではない!」と考えてしまうのである。
そこで、実際にネットビジネスで稼いでいる人が書くコピーの中でも、よく見かける文章として、次のようなものがある。
「あなたがどれだけ頑張っても成功できないのは、教えている先生が実は実力がなく見栄を張っているだけだからです!」
「あなたが年金を貰えるかどうか心配になるのは、政府の施策に問題があるからです!」
この場合は、
「それまで教えていた先生自体」
「日本政府」
を仮想敵としている。
これによって、「そうか、自分は悪くないんだ!」と思わせることができる。
これが、仮想敵によって共感させる方法の簡単な概要である。
ただし、仮想敵はあくまでも自分が作り出した仮想上の敵である。
決して個人攻撃ではないので、その点は注意して欲しい。
特にネットビジネスの場合、個人攻撃をしやすい。
「こういう事を行っている人はダメですよね」
と、仮想となる敵を攻撃しているだけなので、これを勘違いして教材販売者や有名人を個人攻撃してはいけない。
人の批判ではなく、あくまで、
「
」ことが重要。
個人攻撃は単なる批判になってしまう。
このように仮想敵を作り出すことは、コピーライティングで必須となるテクニックである。
まずは「批判」と「仮想敵」をしっかりと区別し、人を共感させる文章を書いてみよう!
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すなわち「コピーライティング」が今ほど重要な時代はない。
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