あなたは、人の幸せを心から喜べるだろうか。
正直、自分は出来ない。
その理由は、
人の幸せを心から喜べる為には、
「自分が幸せになる必要がある」から。
あなたは自分が不幸せ、不満だらけでも他人の幸せを願えるだろうか。
人の幸せを喜ぶには
少なくとも自分は博愛主義の聖人君子ではない。
負けず嫌いだし、嫉妬深く、ひねくれた性格である。
これは自分だけではなく、一般男性は同性に対するコンプレックスや嫉妬の気持ちは、人一倍強いと思う。
もちろん女性も同じく。
でもこれは、動物的な本能なのかもしれない。
仕事、経済力、パートナーや家族、住居、社会的地位、家柄、背の高さ、容姿など、他人と比較をすればキリがない。
しかし、もし自分が自分の現状に「充分満足」していれば、他人を羨ましいと思っても、それを妬んだりする気持ちは生まれまないだろう。
何故なら、比較をしてコンプレックスを感じることがないから。
「金持ち喧嘩せず」
という言葉がある。
特に金銭的な環境は嫉妬の要因となりやすい。
比較したり、されても余裕なメンタルを持つ事はトラブルを減らしストレスが少ない人生を送れる。
ところが、自分が手に入れたくても手に入れられず、それを他の人が持っていたらどうだろうか。
自分では手に入らない現実に直面し突きつけられれば、手に入れた人に対する嫉妬心が生まれるだろう。

自分の器を満たす事が大事
ダンスの現役だった時期は、比較される事は日常茶飯事。
その悔しさが自分のエネルギーとなる事もあるけど、やはり良い気持ちにはなれない。
でも、そんなことを感じてしまう自分のような心が狭く、器が小さい人間だけではない。
コンプレックスなど持たず、素直に周りの人を賞賛できる純真で器の大きな人も多くいる。
しかし正直、自分にはそこまでの器はなかった。
要するに小物なのだ。笑
こんな自分に必要な事は、
人と比較する必要はない位に、自分が幸せになること。
心の狭い人間に必要なのは、自分が人と比較する必要はない位に幸せになることである。
自分の器を満たして”溢れさせる事“が大事。
「自分の器」に幸せな充実感を満たし、そこから溢れた分だけ他人を賞賛できる余裕を持つ事ができる。
このように自分が幸せになればなるほど、周りの幸せを素直に祝福できるようになる。
それだけではなく、更に周りの人たちが幸せになるためのサポートさえしたくなるのだ。



素直に人の幸せを願えない!の最後に
逆境やコンプレックスが、人間を成長させるバネになることもある。
悔しさを自分の成長のためのエネルギーに変え、それが大きな結果を生みだすパターン。
歴史上の偉人や大企業の創設者などを見ると、それを強く感じる。
でも残念だが、多くの場合、そのようなエネルギーは自分ではなく周囲の人にマイナスになって向かい、それが不幸の連鎖を生み出してしまう。
よく、嫉妬やコンプレックス、または自分の環境を悲観して事件を起こす人がいる。
この原理を真に理解していれば、人を巻き込む事件までいかないと思う。
そうならないためには、「自分が本当に何をしたいのか?」を常に突き詰め、それを実現できる環境を作り、心から幸せになること。
絶対的な幸せには、比較は必要ないのである。
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