今回は、
最短で成果を出す為のアプローチ手段
について書いていこう。
過去に日本で16年間も放送されていた、あるテレビ番組がある。
この番組では、大企業の裏側など知られていない事実をクイズ形式で紹介する内容だった。
このような番組だったので、必ず取材先と取材交渉をするようになる。
ただ、このテレビ番組が交渉したとき、断られることなく、”ほぼ100%の確率“で取材OKをもらえたらしいのである。
では、どのようにして確実に取材できる体制を整えたのか?
ヒントは、
「こうすれば確実に断られない」
というテクニックではない。
ということ。
小手先のテクニックでは、通用しない場面は多い。
まずは、あなた自身で、考えてみて欲しい。
「こう考えることで、絶対に断られないようになった」
という思考とはどんな事なのか。
すぐに答えを見てもいいが、それではあなたの思考力はまったく伸びない。
一方、1分でも考えた後に答えを見る場合、あなたは成功者の仲間入りに一歩近くなる。
何も考えずに答えだけを要求する人に成長はない。
そのうえで、下に答えを書いていこうと思う。
……
…………
……………………
では、答えを。
そのテレビ番組は、開始を決めた当初に「これが成功できたら番組をスタートさせる!」というコンセプトを打ち出していた。
そのコンセプトとは、
「最初にディズニーを取材する」
というもの。
この意味がわかるだろうか。
当時、ディズニーは誰も取材したことがなく、テレビを含めて全て取材NGだった。
そんな難攻不落の会社を口説き落とすことができれば、他のどのような会社であっても「取材が可能になる」という考え方をしたのである。

トップの根っこをおさえる
例えば、
銀行でお金を借りるとき、トップクラスのメガバンクから借りることができれば、地方銀行から借りることくらい簡単にできる。
「大手銀行と融資契約を結んでいる」という実績もあるため、むしろ他の銀行でも喜んでお金を貸そうとするだろう。
他にも、芸能界で大御所と呼ばれる人と親しくなれば、その人の紹介で中堅の有名人であれば簡単に人脈を広げることも可能になる。
テレビや出版社など、他のマスコミ関係とも知り合いになれる機会も増える。
要は、「上からおさえる」という考え方が重要なのである。
トップの根っこを掴み取ることができれば、それよりもレベルの低いことは容易に達成できるはず。
特定の業界で活躍したいなら、その業界でトップと呼ばれている人に、何とかして「近づくこと」を考える事が最短の手段となる。
一見、「ズルい!卑怯!姑息!」
と思われそうだが、これも立派な戦略である。
特に芸能界はこの活動が色濃い。
ダンス業界でも、振り付けなどは紹介が多いので重要な考え方になる。
飲食なども、都心で成功できればどこでも成功できる。
とも言われている。
そのため、仕事や交渉などを円滑に進めるには「どこをおさえるのが重要なのか?」をよく観察して、実践する必要がある。
例えば、
法人組織であれば、誰にアプローチすればいいか容易に理解できる。
それは、会社のトップである社長(または、実質的な経営者)である。
会社はトップダウンの形式であり、どれだけ社員がやる気をだしても、トップがYesと判断しなければビジネスが動くことはない。
つまり、「決裁権を持つ人と交渉すること」が、最短で成果を出すことにつながる。



トップにアプローチせずに、「仕事がうまくいかない…。」
と嘆く人は多い。
しかし、その業界や会社で「トップと呼ばれる人」と親しくなれば、かなりビジネスがスムーズになる。
実際、自分の友人もポケ●ン関連企業で働いているが、社長との距離を縮め信頼を得て社内では過去最年少部長の座を得ている。
成果が出ず、ウダウダしている人は思い切って、「トップとの距離を縮める」アプローチに変えてみるといいかもしれないぞ。
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これからの時代と共に、あなたも動き出そう。