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【夢の探し方】やりたいコトの”探し方”見つけ方”の具体的な方法

 

今回の記事は、

脳科学的の観点から”やりたいこと”を見つける方法!

について書いていこう。

 

やりたいことが無い人生は虚しいもの。
どんな小さくても”夢”を持つことは大事。

あなたの人生に”ハリ”やる気”を出すために役立てると嬉しい。

 

やりたいことが見つからない人の共通点とは?

 

まず初めに、やりたいことが見つからない人の共通点を書いてみよう。
それは、

 

ドーパミン濃度の低さ

 

ドーパミンとは…

脳の中枢神経系にある「至福感」や「幸福感」を感じる物質。

 

簡単に言うと、

ドーパミンが出る=気持ちいい

ということになる。

 

酒・タバコ・薬物を好み消費するのも”ドーパミンが出て気持ちいい”から。
食べ物を必要以上に食べてしまうのも同じ理由。

人は気持ち良さを感じるために行動を起こす。
その結果、ドーパミンは人のやる気をコントロールする重要な要素となる。

 

言い換えると、

ドーパミン濃度の低い人
=やる気を出すことが難しい

ことが言える。

 

このドーパミン濃度に関してアメリカのコネチカット大学が行った研究がある。

ドーパミン濃度の低いマウスを一匹用意する。

そのマウスの右側に餌を置く。
左側には2倍の量のエサを置き、その手前に小さな壁を設置する。

 

ネズミ実験

 

そうするとマウスはほぼ100%の確率で、簡単に取れる小さな餌を選ぶ

という結果になったのである。

ネズミ

 

この実験からわかるようにドーパミン濃度が低い生物は、すぐ手に入る目先の報酬でドーパミンの分泌しようとする。

これが人間の場合、
やりたいことを見つけられない大きな理由になる。

 

報酬には2タイプある

 

短期的報酬
→すぐ手に入る報酬

 

長期的報酬
→何かを達成した先にある報酬

 

まず短期的報酬とは、酒や煙草ゲームやスマホなど消費行動によって生まれる一時的な満足感。

この報酬の一番の問題は中毒状態になってしまうこと。

 

酒やジャンクフードのような目先の報酬に飛びつくと、脳は一時的にドーパミンを大量に分泌し快感を得ることができてしまう。

その反動で脳内のドーパミン濃度はすぐに低くなる。
少なくなったドーパンミンを補うためにさらに目先の報酬に飛びつく。
そして、さらにドーパミン濃度が低くなる。

というのが中毒のサイクル。

 

そして、この中でもタチが悪く最も注意すべきなのが、

 

スマホ中毒

 

●朝起きたらとりあえずスマホチェック!
●トイレに行く時もスマホがないと安心しない!
●移動中もついスマホを見てしまう!

 

これに当てはまった人はもうスマホ中毒。

スマホもドーパミンを瞬時に上げ、反動でドーパミン濃度を下げるというサイクルのループで「人を中毒状態」にしてしまう。

 

そして、
スマホに通知が来た時のドーパミンの上昇率は、なんと400%

この数値はコカイン使用時の上昇率と、”ほぼ同じ”というからヤバい。
これでスマホ依存の危険性がよく分かると思う。

 

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そして、このような短期的報酬にハマると長期的報酬に意識が向かなくなる。

 

長期的報酬とは、

 

ビジネスの成功
人間関係の構築
体作りやアート

 

と言うように、努力をして何かを達成した先に待っている満足感のこと。

 

そして、多くの人が探している”やりたいこと“というのは、何かを達成することで満足感を得る長期的報酬のことをいう。

 

やりたいこと
努力をして達成した満足感

 

しかし当然、満足感を感じるためには時間と労力が必要。
だからこそ、多くの人はネズミと同じように短期的報酬という目先の満足感に走ってしまうのである。

 

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短期的報酬は”やりたい事”を見失う!?

 

例えば、

仕事でうまくいかない時に暴飲暴食ででドーパミンを補ってしまう。
新しいことにチャレンジせず、暇があればスマホ生活。

 

など、短期的報酬にハマるきっかけは多い。
これにより、

 

新しいことにチャレンジする意欲を失ってしまう

 

こうなると、やりたいことは永遠に見つからなくなる。

やりたいことは実際にやってみないとわからない。
毎日ピザしか食べない人がパスタが美味しいかは分からない。

 

なので、まずはスマホ依存などの悪い習慣を減らし

新しいことに挑戦する機会

を増やすことが大切。

 

それこそ、やりたいことを見つける前提条件。
是非実践してみよう!

 

では、前半のポイントを簡単にまとめてみよう。

 

やりたい事を見つけられない人の共通点はドーパミン濃度が低い!
スマホなどの”短期的報酬”はドーパミン濃度を下げてしまう!

 

なので、やりたい事を見つける前提条件は、
短期的報酬という悪い習慣を減らすことが大事!

 

ここでこんな声が聞こえてきそう…

 

「そんな簡単に悪い習慣止めれたら苦労してねーよ!」

 

ということで、次はスマホ依存などの「悪い習慣を止める方法」について書いていこう。

 

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悪い習慣を止める3つのステップ

 

やりたいことを見つけられない人の共通点は、

ドーパミンに支配されている!

ということだった。

 

スマホ依存
酒やタバコ
暴飲暴食…

こんな短期的報酬が原因。

 

悪い習慣はドーパミン濃度を下げてしまい、とても危険なのである。
これらは大げさに感じるけど、

 

習慣が人生を決める!

 

というのは間違いない。

 

デューク大学の論文によると、

人の行動45%は習慣によるもの。
さらに行動の30%は睡眠に当たる。

 

なので、起きてる時間だけを見ると人生の半分以上は今までの習慣によって決まっている。

ということになる。

 

もしあなたが現状に不満があるなら、今までの習慣を見直すこと(特に悪い習慣)がとても重要!

 

では、

「悪い習慣を断ち切るための3つのステップ」

について簡潔にまとめていこう。

 

悪い習慣を断つ3つのステップ

 

①習慣のトリガーを見つける
②感情をひたすら観察する
③悪い習慣はすぐに消えないと理解する

 

①習慣のトリガーを見つける

 

全ての習慣は、

「トリガー」
「行動」

という2つによって構成されている。

 

例えば、

お菓子を見つけるとつい食べてしまう。
勉強に飽きるとスマホを見てしまう。
むしゃくしゃするとお酒が飲みたくなる。

 

なので、悪い習慣を変えたい時にまず重要になるのが、
行動のきっかけである。

要はトリガーを把握すること。

 

そのためには、自分が治したい”悪い習慣”とその”トリガー”を書き出して欲しい。

 

そうするとトリガーが2種類あることに気づく。

 

1つ目の「物質的トリガー」

 

お酒が家にあるとつい飲んでしまう。
お菓子を見るとつい食べてしまう。

 

というように物理的な刺激が悪い習慣に繋がってしまうもの。
このタイプの習慣はトリガーを除外することで簡単に無くすことが可能。

 

例えば、

 

ビールがあるとつい飲んでしまう人
→お酒のストックを止める

お菓子があるとつい食べてしまう人
→お菓子のストックを止める

 

という具合。
しかし厄介なのが次なのだ。

 

2つ目の「感情トリガー」

 

むしゃくしゃするとお酒に頼ってしまう暇。
つまらないとスマホを開いてしまう。

 

というように”感情のシグナル“によって悪い行動につながってしまうもの。

この場合、感情自体をなくすことはできない。
なのでトリガーを除外することが難しくなってしまう。

 

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そこで重要になるのが次のステップ!

 

感情をひたすら観察する

 

これは一体どういうことか?

 

まず、ブラウン大学の

「効果的な禁煙方法」

の研究ついてから紹介しよう。

 

この研究はブラウン大学のブルワーズ教授が行ったもの。

彼は効果的な「禁煙方法」について調べるため、ヘビースモーカーの参加者を集め以下の条件を伝えた。

 

タバコを無理に止める必要はない。
むしろ積極的にタバコを吸って良い。
ただ1つだけ条件がある。

 

それが、

タバコを吸う時に、
どんな気分になるのか?
を観察すること。

 

すると不思議なことに多くの人が禁煙に成功!
という結果になった。

 

しかも標準的な治療法に対して”2倍以上の効果”があったという。
そこで疑問なのは、なぜタバコを吸っていいと言われた参加者が逆に禁煙に成功したのか?

 

その答えは脳の後帯状皮質という部位にあった。

 

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欲求をコントロールする「脳の後帯状皮質」

 

この部位は、

 

欲求に囚われると活性化する。
欲求から距離を置くことで興奮が収まる。

 

ことが研究でわかっている。
つまり、

 

タバコを辞めようとすればするほど、後帯状皮質は興奮状態になる。
そして、自分はタバコに対する欲求が大きいのだ。

と脳は錯覚を起こし、その結果、行動のコントロールが難しくなってしまうのである。

 

それに対し、

タバコを吸う代わりに、その気分(感情)を観察した参加者は欲望を無理に抑えようとしなかった

これにより後帯状皮質は、さほど興奮しなかったのである。

そして、彼らは感情を観察することであることに気付く。

それは、

 

欲求の波が徐々に小さくなり反動が収まっていくこと。

 

脳が興奮状態の時は波を抑えようとするほど、欲求の波に溺れてしまう。
しかし、一歩引いて客観的に観察すると波はどんどん小さくなる。

その結果、

 

行動のコントロールが簡単になり、
参加者は禁煙に成功!

という結果につながった。

 

このことから大切なのは、

 

欲求を抑えよう!

ではなく、

観察しよう!

 

なのである。

 

暇あればスマホに手を伸ばしているあなた!
気付いたら一度止まって”何を感じているか?”を観察してみて欲しい。

欲求が小さくなるのを感じると思うぞ。

 

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そして最後のステップ。

 

悪い習慣はすぐに消えないと理解する

 

多くの人が悪い習慣を止めることができない理由。
それは、

「自分は、どうせ無理」

と決めつける習慣ができているから。
または、

「ま、いっか!」

という妥協精神。

 

例えば、

スマホ依存を止めようとしている人が、ついスマホを触ってしまったとしよう。

 

すると、

「やっぱり無理!諦める!」

とスマホ制限を止めてしまう。

 

このように1度ルールを破ってしまうと全てが台無しになったと思い、頑張ることをやめてしまう。
また、少し頑張った人でも、途中で諦めてしまう。

というケースがほとんど。

 

そして、この挫折を繰り返すことで

自分はダメな人間なんだ…

と自己否定する習慣がついてしまう。
これは”自己肯定感”や”自信の低下”にもつながってしまう最悪の習慣

 

このことから大事なのは、

悪い習慣は、すぐに消えないと理解すること!

 

習慣を変えるには”平均66日かかる”というロンドン大学の研究がある。

悪い習慣がすぐに消えないのは脳の習性である。
なので、うまくいかなくても意志が弱いというわけではない。

 

多くの人が挫折してしまう原因とは?

では、多くの人が挫折してしまう原因とはなんだろう?
それは、

 

大き過ぎる目標を立てていること。

 

そこでオススメしたいのは、

絶対に失敗できない小さな改善から始めること。

 

例えば、

スマホ時間を減らしたい人は、

「今日からスマホは1日2時間!」

と決めず、

この5分間だけはスマホに触らない!

と決める。

 

そして、もし触りたくなったら自分の感情や気分を観察してみる。
それを達成したら次の日は10分、さらに次は20分!

と、どんどん時間を伸ばしていく。

 

こうすることで自分が決めたことは必ず実行する
という習慣が付き、

 

自信につながる。
挫折で諦めることが減る。
徐々に悪い習慣から離れていく。

 

という好循環が生まれるのである。

それでは最後に、悪い習慣を止める3つのステップをまとめよう。

 

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「悪い習慣を止める3つのステップ」まとめ

 

①習慣のトリガーを見つけ排除する。

②欲求は無理に抑えず客観的に感情を観察する。

③絶対に失敗できない小さなステップから始める。

 

是非実践してみて欲しい。

 

以上、長かったけど、

やりたいコトの”探し方”見つけ方”を解決する方法。

を解説してみた。

 

以下の本は、
「やりたい事が見つかる3つの習慣」
を解説しているので、合わせて読むと効果的!

 

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