今回は、
ダンス歴20年以上のプロが振付の作り方をレクチャー!
という内容を書いていこう。
学園祭や文化祭、結婚式の余興など
ダンスを踊りたいけど振り付けが考えられない…。
今回の内容は、そんなダンス未経験者や初心者は必見!
ダンス振り付けのコツをご紹介しよう。
振り付けを考えるにはちょっとしたコツがある。
まず何から手を付けるべきか、詳しくご説明するぞ。
合わせてダンスの振り付けの参考になる動画や、選曲方法のアドバイスもしていくよ。
ダンスの振り付けを考える手順とは?
まずは、振り付けを考える手順を書いていこう。
ダンスの振り付けは、単にダンスを考えればよいというわけではない。
そこで、ダンスの振り付けを考える際に必要な流れを紹介。
①誰に向けて踊るのか明確にする
まず、振り付けを考える前に“誰に向けて踊るのか“を明確にしよう。
誰に何を伝えたいのか?
これをはっきりさせることで、振り付けのコンセプトや目的が大きく変わってくる。
②踊る場所を明確にする
誰に向けて踊るのかはっきりさせたら、今度は”踊る場所”を明確にしよう。
ステージ、舞台状況や広さによっては振り付けや人数、構成を変える状況が出てくる。
③使用する曲を選ぶ
次は、使用する曲を選ぼう。
選曲によってダンサーやチームのイメージが決まるといっても過言ではない。
そのため、数日~数週間ほど選曲に費やすのがベスト!
洋楽か邦楽か、流行りの曲か有名な曲かオリジナルか。
おすすめは「歌詞入りの曲」。
歌詞入りの曲を選ぶことで、歌詞に合わせた振り付けを考えることができる。
余興などは1曲だけの使用が多くなるので問題ないけど、チームダンスではMIX音源になるので曲の緩急(ストーリー)が重要。
知り合いのDJに頼んだり、曲の繋ぎを自然に作ろう。

④振り付けの参考になる動画をチェックする
次は本格的に振り付けを考えていこう。
そうは言っても、ダンス未経験者や初心者は何をどうすればカッコよく見えるか分からないと思う。
なので、まずは振り付けの参考になるMV・PV、振り付け動画をチェックしよう。
⑤鏡の前で動いてみる
参考になる振り付け動画を見つけたら、今度は実際に鏡や姿の写る窓の前で動いてみよう。
最初はオリジナルの振り付けじゃなく、何となく真似でもいい。
それに慣れてきたら、アレンジしていく。
ここで大切なことは、座って動画をチェックしてるよりも、実際に体を動かす時間が多くすること!
それが、振り付け完成への近道。
“動いて慣れろ”これが最短。



⑥振り付けを動画で撮影する
振り付けを考えたら、すぐに動画に撮影しよう。
経験が少ないと自分の姿は少し恥ずかしいけど、振り付けを忘れないように記録しておくのがポイント。
考えた振り付けや動きを確認する目的もある。



ダンスの振り付けのコツ5つ!
ここまでダンスの振り付けを考える手順を説明してみた。
次はダンスの振り付けを考えるコツを紹介していこう。
コツを掴めば、振り付けの苦手意識が少なくなるはず!



①左右で同じ動きを繰り返す
振り付けが浮かばない時に最も楽な埋め方がある。
それが、
左右で同じ動きを繰り返すこと。
ステップでも左右の動きがあるように、振り付けも左右で同じように繰り返すことで、カウントを埋めることが可能。
これで振り付けの印象をアップすることもできる。



②構成を工夫する
ダンスでいう構成とは、フォーメーション、ポジショニングや移動を意味する。
構成を工夫することで、同じ振り付けでも違った印象を与えることが可能になる。
円になったり、三角になったり、縦に並んだり。
構成をノートに書き出して、動きのある作品に仕上げよう。
アイドルユニットの構成は意外と勉強になるぞ!



③縦と横の動きを交互に入れる
縦と横の動きを交互に入れることによって、作品に躍動感が生まれる。
要は動きや構成に立体感を作るということ。
横の動きだけでは平面的な二次元の動きになりやすい。
逆に縦の動きだけでは、観客に動きが伝わりにくい。
なので”横と縦の動きを上手く混ぜる“と、振り付けの魅力が上がる。
例えば、
縦にジャンプをしたら、次は横にステップで移動するなど。
これは、ポージングの際にも同じことが言える。
手を上げたり、体が上に伸びる”縦のラインを意識”したポーズ後には、腰を低くしたり体重を横に乗せたり”横のラインを意識”したポーズをするといい。
観客の目を散らす動き。
を意識すると、ダンスを観客に飽きさせない効果もある。



④振り付けを詰め込まない!
振り付けを考えるときは、1カウントに1つの振り付けをする!
という詰め込む必要はない。
むしろ、必要なのは足し算ではなく”引き算“。
ダンスの振り付けを詰め込みすぎると、1つ1つの動きが流れて雑になりやすくなる。
そうなると、観客に伝える力も弱くなってしまう。
振り付けはカウントに対して「足りないかな?」と感じるぐらいで十分。
でも動きが少なすぎるのも面白みに欠けるので、動画を参考にしてバランスを考えてみよう。



⑤音楽の裏に隠された音を聞く
音楽の裏に隠された音を聞くことで、曲にマッチしたリズムの取り方ができるようになる。
メロディーの奥に隠された効果音、楽器の音や声は、その曲を形作る大事な要素。
静かな場所でイヤフォンを使用して聞くことで、新たな発見が得られるかもしれないぞ。



ダンスの振り付けの参考になる動画を紹介
次は、ダンスの振り付けの参考になりそうな動画を紹介しよう。
観客に与えたい印象別に分けてみたぞ。
キュート・カワイイ編
キュート、カワイイイメージを前面に出せるダンスの振り付け動画。
1部分を切り取って、そこからオリジナルの振り付けを考えてみよう。
「TT」
TWICE



「大声ダイヤモンド」
AKB48



クール・カッコイイ編
お次はカッコイイ編。
カッコよく決めて、あの子の心を動かせ!
「BangBangBang」
BIGBANG
「Uptown Funk」
Mark Ronson ft. Bruno Mars



一緒にエンジョイ編
子ども向けのイベントや地域の催し物でダンスを披露するときに役立つ振り付け動画。
「おどるポンポコリン」
E-girls



「Goサインは1コイン」
カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター
「やってみよう」
WANIMA
「ガンバリアン体操」
佐東龍一(振り付け)



結婚式の余興編
結婚式の余興におすすめの振り付け動画。
”おめでとう”の気持ちが伝わる、ハッピーな曲を選んでみよう。
「You can’t stop the beat」
Gleeより
「PECORI NIGHT」
Gorie with Jasmine & Joann
この他に振付の曲や衣装の参考になる記事まとめ⬇︎



独学で頑張ってる人のサポート記事⬇︎



最後に、そもそも最初の曲選びでつまずいている人!
に向けて選曲するポイントを書いていこう。
振り付けを考えるオススメの音楽とは?
以下のポイントで選曲すると振り付けがしやすくなるぞ。
歌詞の付いた曲
振り付けを考えるのが初めて。
こんな人は、ぜひ歌詞の付いた曲を選ぶようにしよう。
洋楽でも邦楽でもOKだけど、口ずさみながら練習できる曲がベスト!
歌詞のある曲なら、楽しい歌詞なら楽しく、面白い歌詞なら面白く。
というように、歌詞に合わせた振り付けを考えることができる。
歌詞に出てくる単語を切り取るだけでも、振り付けのレパートリーが結構できるはず。



有名でメジャーな曲
誰もが1度は聞いたことのある有名な曲を選ぶ。
これでダンスに興味のない人も楽しむことができる。
さらに、耳に馴染んだ曲で踊ることで曲を聞きこむ時間を短縮する効果もある。
ダンスは観客に伝わってなんぼ。
誰も知らない曲で振り付け、ダンスを伝えるには経験とスキルも必要になる。
観客に届けることを意識するなら、知名度の高い曲を選ぶことがオススメ。
抑揚のある曲
単調なテンポや音量の曲を選ぶと、振り付けを考えてもすぐに限界がきてしまう。
できるだけ展開や抑揚のある、アップテンポの曲を選ぶといい。
イントロのワクワク感、サビの盛り上がり、ラストのドラマティック感など。
曲の良さを最大限活かして振り付けしよう。



編集しやすい曲or3~5分の曲
特にMIX音源を作る際には、必ず編集しやすい曲を選ぶよう心掛けてほしい。
もし編集なしで1曲のみであれば、3~5分程度の短めの曲を選ぼう。
3~5分程度なら、ダンス未経験者や初心者でも頑張れば確実に振り付けを考えることができる。
さらに、3~5分のダンス作品は観客にとっても1番丁度よく心地良く感じると思う。



自分で作るのが難しかったらスタジオへGO!
今回は、振り付けの手順やコツ、参考にしたい動画や選曲のポイントを紹介してきた。
とは言っても、プロダンサーにとっても振り付けは大きな課題。
振り付けが思い浮かばずイライラしたり、何時間も鏡の前に立っていたり。
こんなことは日常茶飯事。
本当に調子悪い時は、プロが数人集まっても4エイトに数時間かかる場合もある。
なので、ダンス未経験者や初心者は振り付けが難しいと感じたらダンススタジオに足を運んでみよう。
実際にプロの振り付けを踊ることにより、アイデアが浮かぶかもしれない。
インストラクターにアドバイスを聞いてもいい。
あなただけのオリジナルの振り付け
これを生み出せるように頑張ろう!


