最近、限りある時間の使い方という書籍を読んだ。


この本は流行りのライフハック系のタイムマネジメントの本ではなく、その対極である時間の使い方や考察が書かれた面白い本なので紹介したいと思う。
限られた時間で何をするべきか?
人間の平均寿命は80歳まで生きるとして、週に換算するとたった4000週間しかない。
1ヶ月でも4週。
1年で約48週。
こう考えると、あっという間だ。
となると、限られた時間の中で何をするべきかを厳選して、選択したものを可能な限り最速で手がける、手にすることが重要になってくる。
でも、巷のタイムマネジメント系のビジネス書は、
いかに少ない時間で大量のタスクをこなすか?こなせるか?
ばかり考えて発信している。
つまり、目の前にあるがゆえに”本当はやる必要のないこと“まで効率的にこなす方法を追求しているのだ。
無駄すぎる…。
そして、ここからが重要。
そのやる必要がない効率的なタイムマネジメントが上手くいけばいくほど、新たなタスクが見つかってしまう。
これによって何が起きるのか?と言うと…
永久にその沼から抜け出すことができなくなり、疲弊してしまう!
のである。
「生産性とは罠」なのだ!
と筆者は伝えている。
悔いなく生きる3つの気付き
限りある時間と悔いなく付き合うためには、
生産性を高める!短時間で大量のタスクをこなす能力を高める!
のではない。
むしろ、次の3つのことが大切なので改めて噛み締めてみよう。
①すべてのことをやろうとしない
公私に渡り多くのタスクを抱えて、毎日多忙な人がいる。
でも果たして、それらは全て本当にやるべきことなのか?
すべてのことを効率的にやり遂げようとして、その段取りに忙殺され、疲弊してしまう…。
これなら最初から、やることを絞り込んだ方が良いのではないだろうか。
効率化を重視するがゆえに、無駄な作業を増やしてしまう。
これでは本末転倒だ。
そのためには、まず目の前にあることの中から、
自分が本当に何をやりたいのか?
を真剣に考え、不要だと思ったことを捨てる勇気が必要になってくる。
②やるなら今でしょ!
せっかく”やりたい事”が見つかっても、いつかやろうと思っているうちに時間が経ち、その機会がないまま人生を終えてしまうかもしれない。
本当にやりたいと思ったら、
「来年やろう」
「時間ができたらやろう」
と思うのではなく、他のことを諦めてでも躊躇せず今すぐ始めること。
本当にやりたい事を、やりたくない事で潰される人生なんかクソ喰らえ!

って感じ。
③好きなことをずっと続ける努力
人生の時間は有限。
だけど、努力によってある程度は伸ばすことが可能。
その方法は…
やりたい事ができる健康年齢を伸ばすこと。
食事、運動、睡眠、ストレスのマネジメントすることで、限りある時間を増やせる可能性がグッと高まる。
ここにはトレーニング系の記事もあるので、是非読んで欲しい。

最後に
多くの人は、「人生は有限」であることを直視せず生きている。
きっと怖いんだろうね。
これを解すと、
不都合な現実を見なくてよい環境作りの為に多くのタスクをこなす事で紛らわし、逃避している。
のである。
この気持ちもわかる。
でも、そこを勇気を出して、自分に残された時間をどうすべきか?を真剣に考えてみることが重要。
もし、明日が人生の最後の日なら。
今日これから何をするか?
そんな問いかけを日々行うことで、”やるべき事“と”やらなくても良い事“を仕分けし、やるべきことに最短でフォーカスすべきなのである。
今回の内容に共感した人は、全て読んで欲しい一冊なので是非!
人生はたった4000週間、
限られた時間をどう過ごすか!?
人の平均寿命は短い。
ものすごく、バカみたいに短い。
「時間が足りない」なんて、何を今さらと思うかもしれない。
もちろん世の中には、生産的になるための「ライフハック」があふれている。
けれど、ライフハックを駆使したところで、たいてい状況は悪くなるだけだ。
焦りはさらに増していき、人生の大事な部分には、いつまでたってもたどり着けない。
本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、時間と時間管理を実践的に、
そして深く問い直す。
本書を読めば時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろう。