今回は、
●インストラクターの仕事が欲しい!
●生徒がなかなか集まらない!
●売り上げを上げたい!
こんな人に読んでもらいたい。
インストラクターには2タイプあり、
スタジオで教える雇用インストラクター
自分独自で行う独立インストラクター
がある。
今回は「ダンス」を例に解説していくけど、どんな業種のインストラクターにも通じる考え方なので、〇〇インストラクターという感じで自分の目指すジャンルに置き換えて進行して欲しい。
ダンスインストラクターの意識を高める
ダンスインストラクターて、どんなイメージだろうか。
「ダンスが上手ければいいんだよね?」
「ただダンスを教えればいいんでしょ?」
という意識の人は多い。
特に、ダンスやインストラクター歴が浅い人ほど、こういう意識が多い。
確かに間違ってはいないけど、
いいプレイヤーが、いいコーチになる訳ではない
これは、よくスポーツで言われることだけどダンスの世界にも通じる。
もし、あなたがダンスインストラクターを目指している、または始めて浅いなら、この記事を読んで改めてダンスインストラクターの仕事を見つめ直すことをススメする。
必ず意識改革に役立つはず。
”スクール”と”生徒”の目的を理解することが大事
「インストラクターをしたい!」
「教え始めたけど生徒を増やしたい!」
この気持ちは分かるけど、鼻息ふんふんさせる前に!
まず、この質問に答えてほしい。
●スタジオが求めるダンスインストラクターとは?
●生徒が求めるダンスレッスンとは?
これを再度よーく考えて欲しい。
もし、この質問に答えることができない人はイントラ注意報!
自己満インストラクターになる可能性が高い。
この答えこそが、あなたのインストラクターの価値に繋がるのである。
もう一度、聞こう。
あなたはなぜレッスンをしているのか?
ダンスでお金をもらいたいから?
ダンスが好きだから?
ダンスを教えるのが夢だったから?
否!
確かに、これらも正しい。
でも、これだけでは主観すぎて自己満足に終わる可能性が高い。
実際、過去には自分もそうだった。
では、どういう意識でどんな事を考えてインストラクターとして携わるべきなのか?
それは、
スタジオの収益に貢献する
これしかない。
きつい事を言うと、スタジオはあなたの夢を叶える場所ではない。
という事。
あなたを使って、事業の売り上げを伸ばし収益を増やしたいのである。
もし、あなたがレンタルスタジオを使う独立インストラクターであっても、収益が重要であり売り上げがないと意味がない。
では、スタジオに貢献するにはどうしたらいいか?
それは、
生徒に満足してもらうこと
これが最も重要である。
決してあなたの”欲求”や”希望”を満たすためではない。
特に自己満インストラクターは、これを勘違いしてスタジオに文句を言ったりする。
もう一度、
スタジオに貢献する意識
生徒を満足させる意識
これらを持って取り組もう。
そうすれば、必然的にインストラクターの価値も上がるぞ。
今からキミがダンスインストラクターとしてニーズを高めて仕事ができる考え方を書いていこう。

ダンススクールのビジネスとは?
これはシンプル。
生徒に満足するサービスを提供してお金をもらう。
これは商売の基本。
ダンスだからといって例外はない。
満足してもらえば会員も集まり売り上げも上がる。
レンタルスタジオに困ったら、このインスタベースがオススメ!
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ダンススタジオが求めるインストラクターとは?
では、ダンススタジオ側はどんなインストラクターが欲しいのか?
もし、あなたがスタジオ運営をする立場だとしたらどう考えるだろう。
最初に結論を書いてしまうと、
生徒を集められるインストラクター
になるはず。
スタジオにいくら意識高い夢や希望を伝えても、毎回生徒が1人…。
これでは説得力もないし、スタジオにとってお荷物になってしまう。
あなたのクラス1枠はスタジオにとって大事な1枠なのである。
では、どんなインストラクターに生徒が集まるのか?
これを「ダンス系」「フイットネス系」と分けて説明していこう。
ダンス系
ダンススタジオにはダンサー意識高い会員が集まりやすい。
なのでダンサーとして「認知度」や「格好良さ」などの影響力あるインストラクターのニーズが必然的に高くなる。
「でも、自分は有名じゃないし、経歴もない…」
こんな事を考える人。がっくしする必要はないぞ。
有名じゃなくても、大した経歴がなくても大丈夫!
インストラクターの本質は「サービス業」である。
いくら有名でもレッスンがつまらないと人は集まらない。
レッスンでは、接客としてサービス業の基本が求められるのだ。
実はダンススタジオもここを重視している。
確かに、さらにカッコ良くて有名人であればいいけど、そんな人材はなかなかいない。
人気あるインストラクターとは?
では、ここで生徒が集まるインストラクターとは?
を自分の過去の経験を踏まえて書いてみよう。
●指導力、人間力が高い
●レッスンで使用した音源や曲名を教える
●レッスン後の復習タイムをしてくれる
●飲みや食事などプライベートも付き合う
●SNSなどで頻繁にPR更新する
このように、ただ教えて終わり。
だけではなく営業やプライベートケアなどもしている人が多い。



フイットネス系(スポーツジム)
自分はスポーツクラブでダンスを教えた経験も長いので、フイットネス系ダンスクラスについても書いておこう。
スポーツジムの会員さんは年齢幅が広く、スキルより体を動かして汗をかきたい!
というタイプが多くなる。
なのでダンサーとしての活動やスキルよりもコミニュケーション能力の高さとテンションの高さを求められる。
「ダンサーは上手くてカッコ良ければいいじゃん!」
この意識(プライド)はここでは邪魔になってしまう。
フィットネス系ではダンスインストラクターは接客サービス業として割り切ることが大事。
ダンス経歴やアンダーグランドで有名でも関係ない。
重要なのは「コミュニケーション能力」「サービス精神」である。
これは、どこのスポーツジムでも同じ。
たまに、エアロビクス上がりのインストラクターがヒップホップを教えるクラスがある。
でも、これが意外と人気だったりする。
そして、ガチ系のヒップホップインストラクターが人数スカスカというパターン。
これは、会員さんを満足させる「コミュニケーション能力」「サービス精神」の影響が大きい。
特にエアロ上がりのインストラクターは、サービス精神があり会員さんの気持ちを考えサービス業として割り切っている人がほとんどなのだ。
もちろん、それに加えて”メジャーなダンス経歴”があるに越したことはない。



THE!ガチ系なダンススクールのコンセプトとは?
各スタジオにはコンセプトがある。
それを把握することも大事。
ストリート系ではコアなコンセプトを持つスタジオもある。
例えば、
これは実際に自分の元メンバーが運営しているスクールの例。
前述したサービス業の意識。
「この意識はいらない!
その代わり考え方からしっかりヒップホップを教えてほしい!」
という職人気質なスタジオもある。
では、この職人気質コンセプトの意図はなんだろうか?
それはダンスを「流行り」や「習い事」ではなく、ヒップホップカルチャーをしっかり理解してダンスを楽しんで欲しい。
という自分達が経てきたパッション溢れる考え方からきている。
このように、スタジオのコンセプトを理解して取り組む事も重要。
インストラクターをする際は、自分のダンスの取り組み方とマッチするスクールを選ぶ。
これも、より良いレッスン環境のためには大切。



【教育系スクール】教育者として指導する場合
法人専門学校や教育系のスクールではダンススキルはもちろん、1人の教育者として求められる時も多い。
これにはダンススキル以外にも”人間力“が必要。
ダンス以外の相談をされるかもしれない。
重い進路相談をされるかもしれない。
スキルや経歴はあるけど、人間性が浅いと対応しきれない状況も少なからず出てくる。
そのスクールに自分の活動や能力とスキルがマッチングしているか?を考えて取り組もう。
スクールに通う会員さんの目的とは?
では、ここではスタジオに通う会員さんの立場になって考えてみよう。
会員さんの目的は多種多様である。
まず大事なことは、冒頭で書いたように欲求を満たしてあげることが最大の目的である。
それに応えることで、あなたのインストラクターの価値を上げる結果になる。
では、今から会員さんの欲求を3つに分けて説明していこう。
①ダンスで汗をかきたい
これはフィットネス、スポーツジムタイプに多い。
一般的なダンススタジオはスキルアップ重視がメインになる。
なので比較的少ない会員タイプではあるけど、このニーズを満たすにはスキル重視ではなく、運動量を上げることが重要になる。
もしヒップホップならニュージャックなどのステップ系がいいだろう。
汗をかかせて気持ちよくリフレッシュさせる!
これが大事。
全体の年齢層、性別、体力レベルをみて運動量を調節することも大切。
②ダンスを楽しみたい
ダンス大好きエンジョイタイプ。
これはダンススタジオに通う大半のタイプ。
もちろんスポーツジムにも多い。
単純に「ダンスを楽しみたい」とあるけど、これにも様々な意味がある。
●ダンスを楽しみたい
●インストラクターと楽しみたい
●クラスを楽しみたい
ダンスはもちろん、インストラクターと楽しみたい人やクラス自体を楽しむ人までいるということ。
「何を持って会員さんが楽しめるのか?」
この楽しませるサービス意識が大事になる。
これを常に意識して取り組めるなら、あなたはプロインストラクターだ。
③ダンスが上手くなりたい
このタイプはコアなダンススクールやクラスに多いタイプ。
要はガチ勢である。
生徒の中にはダンスチームを組んだり、ソロでバトルやショーに出たりする人もいるだろう。
将来的にはダンスを仕事にしたい人や音楽、芸能に進みたい人もいる。
この環境で大事なことは、会員さんの熱量に負けないレッスンが求められる。
この環境では下手したらインストラクターより上手い会員もいたりする。
なので、ダンスに対するパッションはもちろん「的確な指導力」「カリスマ性」も必要になってくる。
ダンス活動を広げて、自分に自信を持つことが重要!



インストラクターのプロ意識をさらに上げるには?
ここで改めてまとめてみよう。
- 生徒の反応や表情を見て、不満や悩みはあるか?楽しんでいるか?
- レッスン後に各生徒に話しかけて、質問や悩みがないか確認
- 普段からSNSなどで、スクール情報やダンス活動を発信
- プライベートでも生徒との交流を大事にして優劣なく接する
- 生徒が楽しめるようにレッスン内容を毎回見直す
- スクール運営のブランディングやPRに貢献する
そしてダンスインストラクターは、 ダンサーの前にサービス業ということを忘れてはいけない。
さらに突き詰めると営業職ということ。
スクールに営業。
生徒に営業。
自分を売る営業。
特に若い時は、この意識が低く自己満足なレッスンになりがち。
インストラクターをビジネスとして取り組んでいこう。
では最後に、〇〇インストラクターを目指すあなたに是非読んで欲しい書籍を紹介して終わろう。
ビジネスマネー系書籍


餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
読むだけで「会計センス」が身につく本!
林 總(PHP文庫)
会計とはビジネスにおける「経営情報」そのもの。
なので会計は経営と一体で学ぶことが大切。
本書は会計の素人であるアパレル会社社長の由紀が、会計のプロである安曇教授の助けを得ながら、会計と経営を学んでいくという物語形式で進行する。
これは読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本。
主人公の彼女が次々直面する問題について、管理会計を使用してどのように乗り越えていくのか?
●困難に陥った状況
●それを乗り越えるために使った管理会計の手法
●その考え方
について11の章立てで書かれている。
練習問題もあったり学習効果といった観点からは、
「もしドラ」よりも工夫されている。
ダンサーはついスキルやビジュアルに向かいやすいけど、最終的には「お金を稼ぐ」ことが目的になってくる。
ビジネスでしっかりチャンスを掴むために、事前にしっかり学んでおくべき。
「利益とは?」
を簡潔に答えられない人は是非読んでおこう。
続いては、


USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
成功を引き寄せるマーケティング入門
森岡 毅 (著)
2015年10月には過去最高の月間175万人を集客し、USJの3倍の商圏人口に陣取る東京ディズニーランドをも超えて、単月ではありますがついに集客数日本一のテーマパークになることもできました。
<中略>USJはなぜ復活し、大成功をおさめることができたのか?
なぜ次から次へと新しいアイデアが出てきて、なぜやることなすこと上手くいくようになったのか?
その秘密は、たった1つのことに集約されます。
USJは、「マーケティング」を重視する企業になって、劇的に変わったのです。本書「プロローグ」より
マーケティングとは「商品開発」や「サービス企画」をイメージさせるが、本書はそれらの上位概念であり、まさに経営企画そのものを学べる。
ダンサーならずともエンターテイメントに生きる全ての人達に読んで欲しい。
例えばこんな事にも応用可能。
●最後まで観てもらえるショータイム
●盛り上がり集客できるイベント
●プレイヤーとしての価値を上げ活動を広げる
これらを学びたい人は何回も読み返すべき。
テーマパークのコンテンツ開発という、なかなか表に出ないノウハウが垣間見れる一冊でもある。
本書とあわせて同じ著者の


こちらも読むと、より理解が深まるぞ。
マインドセット系書籍


夢の叶え方を知っていますか?
森博嗣 (著)|朝日新書
なぜあなたの夢は、実現しないのか?
人に認められたい、人に褒められたい、人に勝ちたい!
という気持ちでは、夢は叶わない。
夢を持つことは、現実に向き合うこと。
小説家として億単位を稼ぎ、
子供のころからの夢の庭園鉄道生活をおくる著者による、
願いを現実にするための画期的思考法&シンプルな方法論。
夢が何であるかが大事なのではない。
夢を叶える過程その物が楽しく大切である。
その姿勢を周りに伝えていく事が真の夢の叶え方なのだ。
ザ昭和!的な考え方だが、逆にそれが新鮮。
「やりたい事が見つからない」
という若い世代が多くいる中で、改めて夢について考えさせられる1冊。
続いて、


人を動かす 新装版
D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギーの名著。
人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり集めた実話と実践で綴っている。
また、様々な事例を交え説得力と深い人間洞察を磨き、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す1冊である。
経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは
「考えを表現する能力」
「リーダーシップをとる能力」
そして、
人々の熱意を引き出す能力
によるものというもの。
ダンス活動においてコミュニティーは必須であり、指導者になれば多様な世代に支持される事が求められる。
表面だけじゃなく、状況、考え、感情、を相手の立場になって思考することが大事だと気付かされる。
仕事でもプライベートでもすぐ実践可能な学びを得られる良書。
サクセスストーリー系


ダークストーリー・オブ・エミネム
ニック・ヘイステッド (著)
立神 和依 (翻訳), 河原 希早子 (翻訳)
時代の寵児となった白人ラッパー、エミネムの伝記。
政治と経済に見捨てられたデトロイトのスラム街。
そこでいじめられっ子として育った少年時代から、初の主演映画『8マイル』までの軌跡を本人及び家族、関係者のインタビューをもとにたどっている。
エミネムの成功の源を探ぐるため、作者(ニック・ヘイステッド)が彼の故郷デトロイトへ行き、綿密な取材を敢行する。
しかし、これはサクセス・ストーリーではない。
貧困と人種差別の中で育ったマーシャル・マザーズ(エミネム)という少年が、自分を育てた社会に復讐するためにスリム・シェイディ(エミネムの別名)、そしてエミネムになるまでを描いた復讐の物語。
この熱烈な反骨精神が結果、サクセスを生み出している。
仲間のラッパーD12、ドクター・ドレー、バス兄弟、匿名のデトロイト・プロデューサーなどの、彼を語る上で必要不可欠なキャストのコメントも掲載。
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