自分(チーム)のダンス動画の再生回数が伸びない!
こんな悩みがないだろうか。
動画の再生回数を爆発的に伸ばすのは難しい。
しかし、動画の設定を最適化することは可能。
この最適化によって継続的に集客する事を目指していこう。
今回の目的は、
「自分のダンスと同じ趣向のダンスファン(リスナー)が観ている動画の関連動画に表示させる」
ことを目指してみようと思う。
再生回数を伸ばすために絶対必要なのが関連動画からの流入である。
自動で集客してくれる便利な機能なので有効に使いたい。
集客に必要な2つの考え方
一時的に大量にアクセスを集める
「PUSH型」
ユーザーの興味、関心を誘う
「PULL型」
の2つがある。
PUSH型(プッシュ型)とは…
広告主側で決めたタイミングでユーザー(ターゲット)に情報を伝えていくもの。
ユーザーの意思に関係なく、受動的に情報を受け取る。
【特徴】
不特定多数のターゲットに向けて一斉に情報提供ができ、認知度アップやブランディングに効果的だが、運用コストが高い。
【例】
メディア:テレビ、新聞、ラジオなど。
広告:テレビ・ラジオなどのCM、新聞・雑誌広告、折り込みチラシ、メルマガ、FAXDMなど。
営業(直接):訪問(飛び込み)営業、電話営業など。
PULL型(プル型)とは…
ユーザー(ターゲット)が能動的に情報を取りに行くもの。
【特徴】
プッシュ型と比べて運用コストが安く、情報提供のタイミングに制限がないが、即効性に乏しい。
【例】
メディア:インターネット(検索)など。
広告:SEO、リスティング広告、バナー広告、テキスト広告など。
営業(直接):紹介、口コミ、展示会、セミナー、ショールームなど。
この2つでPULL型の宣伝方法の方が、
良質で長期的なファンになってくれる可能性が高い。
ともかく、やっておいて損はない施策。
具体的な作業に移る前にまず、準備して欲しいものがある。
音楽性の近いアーティストの動画をピックアップしよう
- 自分が影響を受けたダンス(アーティスト含む)動画(大御所・世界的有名)
- ①のダンス動画に影響を受けたと思われるダンサーで現在最も人気のダンス動画(中堅)
- 自分と近い存在で、音楽性も近いダンス動画(若手)
の3つの動画をYouTubeからピックアップしよう。
要は、
親・子・孫にあたる同じ影響を受けた動画を探す。
ということ。
これらはいずれもYouTube公式チャンネルのものにしよう。
当然、①~③のダンス動画ファンは、同じスタイルを好み自分のダンスを好きになってくれる可能性が高い。
そのダンス関連動画に表示される確率を上げる設定を今からしていく。
でも、これは一例にすぎない。
大御所ばかりをピックアップしても良いし、若手だけでも構わない。
効果を見ながら臨機応変に対応していく事で期待値が上がるだろう。

①タグを設定しよう
まず設定したい自分の動画の管理画面を開いてみよう。
詳しくはこの動画で説明してるので、確認しながらタグ設定をしていこう。
タグは視聴者からは見えないキーワード。
しかし検索と関連動画に大きな影響を及ぼすポイントでもある。
そのタグにキーワードを設定するんだけど、まずは独自キーワードを設定しよう。
独自キーワードとは他の動画に関係ない自分だけのキーワード。
例えば、
キミがヒップホップダンサーでヒップホップ系動画を上げてるならなら「自分のチーム名」「自分のダンサーネーム」など。
これはキミが動画をいくつか公開したときに、自分の動画の関連動画に自分の動画を表示させるため。
タグとは同じ趣向やコミュニティーを作るイメージと思えばいい。



次に準備してほしいもの
①(大御所動画)の設定したタグ
次は①(大御所動画)の動画をPCで開く。
そして、画面余白のところで右クリック。
「ページのソースを表示」をクリックしよう。
するとHTMLタグ(サイトを構築するプログラム言語)が表示される。
そこの<meta name=”keywords” contentの部分を探してみよう。
そこに書かれているキーワードが①の動画が設定したタグになる。
さらに詳しくはこの動画で説明しているぞ!
そのタグをコピーして自分の動画のタグに設定する。
これで「①の動画」と「自分の動画」が共通のタグになり非常に親和性の高いものとしてYouTubeに認知される。
これを同様に②(中堅動画)と③(若手動画)のタグを調べて自分の動画にコピー&設定する。
簡単にいうとこの設定で動画兄弟になるのである。
ちなみタグの数は10個くらいかそれ以下が良い。
大量のタグをつけると「タグスパム行為」になる。
ペナルティの対象になると、YouTube検索で上位表示されなくなるばかりか、削除対象になってしまう。
なのでタグの数は多くても20個以内にしておこう。
②説明文を入力しよう
説明文にもキーワードを盛り込もう。
YouTubeの説明文の欄では、最大で5000文字まで入力することが可能。
そしてYouTube側はこのように明言している。
「解説に多くの記載があればあるほど、
検索者から発見されるチ ャンスが増加する」
つまり、
自分の動画には、できるだけ長く関連のあるキーワードを入れ込んだ説明文を書いた方が効果的なのだ。
何回も主要キーワードを繰り返してしまうとスパム扱いになってしまう。
③タイトルを工夫しよう
タイトルも工夫しよう。
大体最初の10~15文字がSEOとして効果的と言われている。
ここにメインキーワードを入れよう。
そして、
YouTubeの検索窓でキーワードを入れると、ワードの候補が上から順に表示される。
例えば「ダンス」なら
「トレーニング」
「ロボットダンス」
「ダイエット」
など。
このキーワードを参考にタイトルの前後に付ける。
タイトル例…
【ダンス】考えたタイトル【トレーニング】
もちろんタイトルと動画の内容がリンクしていることは当たり前。
あとは興味を引くインパクトを出すことも大切。
ただしタイトル詐欺にならないように注意!
タイトルは関連動画で画面横に表示されたときもユーザーに訴求できる数少ないポイント。
ジャンルなど分かりやすい言葉を冒頭に入れることでクリックを促せる。
以上3つの設定のポイントは、
「検索エンジンを意識してキーワードを設定、明記しておく」
ということ。
特に費用的リスクがないので、これらはやっておくべき!
次に「サムネイル画像」を設定していこう。
動画のサムネイルを設定しよう!
ここまでの設定は動画の露出を増やす試みだった。
次は、その露出したその先。
「いかにクリックしてもらうか?」
を考えていこう。
必要なのは「カスタムサムネイル」。
サムネイルは関連動画や検索結果の画面で表示される「動画の顔」。
例えば、レコードやCDでいうジャケットにあたる。
今でこそ音楽はストリーミング時代だが、レコードやCDを「ジャケ買い」したことはないだろうか?
これとまったく同じ。
サムネイルの工夫次第で再生回数が違ってくる。
「初めてストリーミング売上がCD売上を抜いた!」
という記事を書いたので、こちらもエンタメビジネスには重要チェキ!



カスタムサムネイルを作ってみよう
どのようなカスタムサムネイルがいいか?
やはり画像だけでなく文字をいれるのがいい。
参考までに有名Youtuberのサムネイルを見ていこう。


さすがのクオリティ。
シンプルながらキャッチーである。
続いてはダンス系。
世界的有名なダンスユニット
「JABBAWOCKEEZ」( ジャバウォーキーズ)
と、
格闘家ながらパフォーマーとしてのセンスも発揮。
須藤元気のユニット。
「WORLD ORDER」(ワールドオーダー)
JABBAWOCKEEZ OFFICIAL
WORLD ORDER


ワールドオーダーのように文字なしで、ロケーションでインパクトを出すのもアリ。
やはりどれも統一感のあるサムネイルで存在感を増してる。
では実際にどうやって画像を作るか?



特に「Canva」はこのブログ画像でもお世話になっている。
イベントフライヤー、SNSヘッダーなども作れて非常に便利。
使い方は各自で調べて欲しい。
サイズは 640×360 以上(推奨は 1280×720)ファイル形式は.JPG、.GIF、.BMP、.PNG。サイズは2MB以内。
そして、できればサイズが大きくても小さくても見栄えがするようにしよう。
サムネイルの設定方法
設定したい自分の動画の管理画面を開いたら画面中央あたり、サムネイルを選ぶ場所がある。
通常、任意の3つから選ぶけど、その下の「カスタムサムネイル」をクリックして、作成したサムネイルをアップロードしよう。
こちらも詳しくはこの動画にお任せしたい。
最後に注意点として、作成したカスタムサムネイルがYouTubeのポリシーに反しないように!
念のためヘルプページのサムネイルのポリシーの部分を引用、記載しておこう。
すべてのカスタム サムネイル画像は当社のコミュニティ ガイドラインに準拠している必要があります。
性的なものを暗示するようなサムネイルや、暴力的または露骨な描写を含むサムネイルを使用した動画は年齢制限の対象となる可能性があります。
年齢制限が設けられたパートナーの動画には広告が表示されなくなります。
また、その動画はランキング ページに表示されることもなくなります。
YouTube のガイドラインに違反したサムネイルを使い続けるクリエイターは、カスタム サムネイルをアップロードする権限を取り消される場合があります。
この権限は一度取り消されると、元に戻すことはできませんのでご注意ください。
サムネイルについては以上。
次は動画をみてくれたユーザーが、さらに違う動画を見てもらえるように工夫していく。



「再生リスト」を作ろう
再生リストとは自分の選んだ動画を連続試聴できるグループにできる機能。
これにより、どんどんと次の動画を視聴してもらえるチャンスをつくれる。
以下、実際に再生リストをつくる手順。
①再生リストを作る手順
例えば、
1つのテーマで「ダンスコンテスト」とか「コピーダンス」や「ダンスバトル映像」などの再生リストを作ることで、連続再生が期待できる。
管理画面から
「動画の管理」⇒「再生リスト」⇒「新しい再生リスト」
で簡単に作れる。
…これ観て⬇︎(雑)



②In Videoチャンネルを使う
InVideo(チャンネル・動画紹介ツール)というのがあり、
特定の動画の視聴者を増やしたりチャンネルのブランドを強化したりできる。
このツールは自分が所有するすべての動画に対して使用可能。
動画の最後に「おすすめ動画(例えば最新の動画)」を紹介するアイコンを表示させることができる。
これにより連続再生が期待できる。
管理画面、クリエイターツールから
⇒チャンネル⇒InVideoチャンネル・動画紹介ツールにて設定可能。
…これ観て!(雑)2
さて、以上で設定の最適化ができた。



さらにYouTubeの再生回数を上げる方法!?
YouTubeにはYouTube広告(Google広告)といって、広告料を支払うことで関連動画や検索結果に露出することが可能。
上記で紹介したような自然検索だけでなく、広告で積極的にダンスを宣伝していくのもひとつの手。
Google広告の設定が難しいと感じたら、広告代行業者に依頼するという手段もある。
以上、
「YouTube設定を最適化!ダンス動画の再生数を増やす方法」でした。
残るは「YouTube広告」についても語りたいけど、長くなったので
これは別記事にしたので興味あれば!
SEE YOU NEXT!


