今回は、
Moët HennessyはJAY-Zとパートナーシップ契約を締結!
という話題を書いていこう。
皆さんご存知の高級ブランド、「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」。

LVMHはシャンパンやブランデーなどで有名な「モエ・ヘネシー」と「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の合併によりその歴史は始まった。
世界最大級のブランド「LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」グループとは
「世界3大ラグジュアリー・コングロマリット(直接の関係を持たない複合企業体)」
をご存知だろうか。
世界3大ラグジュアリー・コングロマリット

スイスの「リシュモン(Richemont)」グループ。
カルティエ(Cartier)・ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)・ピアジェ(PIAGET)・インターナショナルウォッチカンパニー(IWC)などを束ねる。

フランスの「ケリング(KERING)」グループ。
グッチ(GUCCI)・バレンシアガ(BALENCIAGA)・ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)などを傘下に持つ。
そして、今回の「LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」。
これらを「世界3大グループ企業」や「世界3大ラグジュアリー・コングロマリット(直接の関係を持たない複合企業体)」などと称されている。
その設立は、1987年にシャンパンの「ドン・ペリニヨン」や「モエ・エ・シャンドン」、ブランデー(コニャック)の「ヘネシー」で有名なモエ・へネシー社とルイ・ヴィトン社の合併により始まった。
合併当初は両社の元経営陣たちが対立し経営が機能せず、当時フランスを代表する実業家でありクリスチャン・ディオール(Christian Dior)などの親会社の大株主であったベルナール・アルノーが業務提携という形で、「LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」グループの株を取得し経営に加わった。
その後アルノーは、グループの株を買い増し。
経営権を手中に収め会長に就任し現在に至る。
このLVMHは同社の高級ワインとスピリッツ部門である「Moët Hennessy(モエ・ヘネシー)」を通じ、フランスの高級シャンパンブランド「Armand de Brignac(アルマン・ド・ブリニャック)」の株式の50%を取得。
ラッパー・実業家であるJAY-Zとパートナーシップ契約を締結することを発表した。




「Armand de Brignac」とは


「Armand de Brignac」は、フランスで250年以上の歴史を持つシャンパン製造業者「Champagne Cattier(シャンパーニュ・キャティア)」が製造し、メタリックボトルで販売されているシャンパンブランド。
同社は2000年に新たなプロジェクトをスタートし、2006年に「Armand de Brignac」の最初のボトルが発売。
同年に公開されたJAY-Zの“Show Me What You Got”のミュージックビデオに同ボトルが登場したことでも話題となった。
そして、2014年11月にJAY-Zが「Armand de Brignac」を買収。
その後同ブランドは北米、アジア、ヨーロッパで特に大きな成功を収め、2019年には50万本以上の販売を記録!
今回の発表についてJAY-Zは、
「Moët Hennessyの世界的な流通の枠組み、比類のないポートフォリオの強さ、そして高級ブランドの開発における長年の卓越した実績が、Armand de Brignacにさらなる成長と繁栄に必要な商業力を与えてくれると確信している」
とコメント。
また、「Moët Hennessy」のCEOであるフィリップ・シャウスも以下のような声明を公開している。
「私たちは何年もの間、Armand de Brignacの素晴らしい成功を見守り、シャンパン業界のいくつかの常識に挑戦する彼らの能力を賞賛してきました。
“スペードのエース”と呼ばれることもあるArmand de Brignacは、シャンパーニュ地方に根付く土地の伝統を守りながら、垣根を打ち破り、現代的なラグジュアリーを商品に反映させています。
私たちの経験や国際的なネットワーク、JAY-Zのビジョン、Armand de Brignacのブランド力、そしてプレステージ・キュヴェの品質を組み合わせることで、このビジネスを世界中で新たな高みへと押し上げることができると信じています」
ラッパーの域を越えて成功を収めているJAY-Z。
今後も彼のサクセスから目が離せない!


