今回は、
アーティスト涙目!1つ上のレベルを目指すアドバイス10選
を書いていこう。
これは、LAをベースに活動しているアーティスト/プロデューサーのMndsgn(マインドデザイン)によるアドバイスである。
Mndsgn(マインドデザイン)とは

Mndsgn(マインド・デザイン)はLAのヒップホップ・シーンに囲まれ才能を磨いてきたプロデューサー/ ビートメイカー。
LAのアンダーグラウンドシーンから認知度を高め、Stones Throw と契約。

90’s ヒップホップからディスコ、ファンク、ブギー、そしてマッドリブやJ.ディラ、フライング・ロータスなどのレジェンドたちから影響を受け現代のシーンに響くビートを構築。
そんな彼が音楽制作する時の心得を語っているので紹介しよう。
新アルバム「Rare Pleasure」を2021年6月にリリース⬇︎
Mndsgnからのアドバイス10選
①自己認識が鍵
意図を持ってプロデュースすることは、意図を持って生活をすることと切り離せない。
自分のことを意識して、自分を理解することが重要だ。
創作をするということは、そういうことだと思う。
なるべく素直で、透明な形で「表現」をしよう。
言葉に限界があるところでも、音がそこから始まったりする。
②基本を学ぶことを楽しもう
既に簡単なコードなどは押さえることができようになった。
でも、家で暇なときに簡単なコードを弾いて「おお、これは映画みたいな音じゃんw」って楽しんでいた。
基本に触れ見直すことで新しい発見がある。
③他のクリエイターに話を聞いてみよう
1人ひとりのユニークさや独自性を認めて、その個性を応援しよう。
だからこそ自分の作品においても、「これについてどう思う?」って聞くといい。
その人の意見は、他の人の意見と違うかもしれないけど、それでいいんだ。
X-Menのようなものだと思う。
みんなが違うスーパーパワーを持っていて、その人特有のパワーにチューニングを合わせることで、洗練されていく。

④同類の精神を持った人たちを認識する
Knxwledge(ロサンゼルスを拠点とするアメリカのヒップホップレコードプロデューサー兼ソングライター)とは2008年ぐらいにインターネットで知り合ったんだ。
彼の家に遊びに行くと、色々なものを紹介してくれた。
自分の音楽の趣味や、パレットを広げる上で彼の存在は大きかった。
彼がいなかったら自分は全く違う存在になっていた。
メンター的な影響を請ける人たちを常に意識しておこう。
⑤クラシックと呼ばれる作品を勉強しよう
先人達のクリエイティブをリスペクトしよう。
曲作りを始めたときは、彼らがやっていたことを再現するのではなく、「こうやってるのかな?」って想像をしていた。
サンプリングの技術を知らなかったけど、サンプリングの曲を聞いて、どうにか楽器で再現しようとしていた。
それが想像力を使う訓練になっていたと思う。
⑥音楽理論を使ってもいいし、使わなくてもいい
もし自分が大工だったら、目の良さとセンスだけでもある程度は作れるかもしれない。
でも、基本的な数学は知る必要があるだろう。
自分の引き出しに多くのツールがあればあるほど、簡単になることもある。
音楽も同じだと思う。
音楽理論も自分にとってはそういうツールであり、使うところと使わないところを理解するのが重要だと思う。
もし使わないという選択ができないのであれば、理論が自分にとって害になるシチュエーションもある。
全てただのツールであり、情報でしかないし、全員が同じツールを同じように使うことはない。



⑦自分のテイストを道標にしよう
曲作りより先にビート作りをやってよかったと思う。
「作曲」に近づくレベルまでビートが作れれば、自分のテイストに合わせて自分が「何を作りたいのか」「何を聴きたいのか」が理解できる。
理論とか情報が先に来たわけではなく、
自分が聴きたいテイストを作りたいという欲求が先に来てるんだ。
そういう自分の”センス”や”テイスト”は学校で教わることができない。
テイストはアカデミックではなく、自然にあるものだ。
⑧自分が一番優れたミュージシャンだと思うな
このアルバムに参加した人たちはみんな、”俺より凄い人たち”だと思う。
もちろん俺は自分がやったことに誇りを持っているし、自分を愛している。
でも、周りにこういうミュージシャンがいると、自分が持っていないものが見えるようになる。
⑨自分の原点を忘れるな
自分の中には、まだ子供のときのような好奇心があるはずだ。
でも、その好奇心にアクセスするのは難しいかもしれない。
自分は”愛と熱意と好奇心から生まれる音楽”を作ろうとしているだけだ。
それは原点からあまり変わっていない。
最近は初心に戻ってビートやドラムをつける作業をやっている。
まだ自分の芯があることに気が付けて気分がいい。
リザードンになっても、コアな部分はヒトカゲなんだ。
(ポケモン用語)
⑩自信のなさによってヴィジョンが曇る
「自分はクソだ」という心の声が自分の敵だ。
その声は弱く、自分が前に進むためには必要のないことだ。
無視しろとは言わないけど、自信をなくすことは、どんな創作活動でも起こること。
そんな声は気にせずに前に進めばいい。



1つ上のアーティストを目指す!アドバイスまとめ
①自己認識が鍵
②基本を学ぶことを楽しもう
③他のクリエイターに話を聞いてみよう
④同類の精神を持った人たちを認識する
⑤クラシックと呼ばれる作品を勉強しよう
⑥音楽理論を使ってもいいし、使わなくてもいい
⑦自分のテイストを道標にしよう
⑧自分が一番優れたミュージシャンだと思うな
⑨自分の原点を忘れるな
⑩自信のなさによってヴィジョンが曇る
今回は音楽制作に焦点を当てたアドバイスだった。
しかし、これらは創作する全ての人たちにとって大切なアドバイスである。
これらを意識して1つ上のアーティスト活動を目指し励んでほしい。
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