今回は
自分の価値って何?自分の価値を上げるには?
というお話。
最初に武井壮さんのエピソードから学んでいこうと思う。
「いろんな動物を倒すネタ」で火が付いたけど、あのネタだけでも念密な戦略が垣間見れる。
まずネタ戦略として、
倒す相手の数だけネタが増える。
これは入れ替わりの激しいバラエティーには必須。
武井壮さんは強い動物の倒し方をネタに始めたけど、その後ブームと共にゲストで参加した番組共演者の倒し方まで広げていった。
つまり、「百獣の王ネタ」とはいっても、相手は身近な人間だろうがモノだろうが何でも構わないこと。
さらに武井さんの「生い立ち」や「考え方」を見ると、相当な努力家で頭のいい人だと思う。
今回はそんな武井壮さんから学べるお話を、まずは2つ紹介していこうと思う。
この内容はダンスはもちろん、歌、芝居などのエンターテイメント。
会社、フリーランスなどのビジネスシーンでも十分生かせる。
記事の最後に「自分の市場価値を上げる方法」もお伝えするのでお楽しみに。
それではまず1つ目。
①毎日自己ベストを出す
武井さんは大学時代、陸上の10種競技で日本記録を出している。
この記録の背景には「毎日自己ベストを出す」という意識で練習してきたのだ。
その自己ベストを出す為の項目の例がこちら。
・家の外と中に温度計置いて毎日記録する
・湿度も同様に毎日記録する
・自分の体温を毎日記録をする
・着ている服の素材を毎日記録する
・疲れた体を効率よく回復させる方法を研究、実践し翌日のタイムを分析
・自分のその日のタイムを毎日記録する
他にも沢山あるけど、これを高校生の時から6年間毎日行っていたそう。
すると何が原因で自分の体調が変化するのか理解できるようになり、いつでも体調が良い状態を作れるようになったそう。
10代の遊びたい盛りにこれを自分で習慣化させていた。
この時点で常人ではないのが分かる。
テレビでは、おチャラけタレントだが相当なキレ者だ。
あなたはダンスや部活、スポーツでここまで考えて取り組んだだろうか。
自分はもちろんしていない!(๑╹ω╹๑ )w
日本でトップになる人って、このレベルの意識と努力が必要。
というのが垣間見れる。
会社やビジネスシーンでも同じ
この毎日自己ベストを出すって「ビジネス」や「ライフスタイル」でも根本的な考え方は一緒だと思う。
例えば、
・朝は何時に起きれば自分の生産性は上がるか
・食事は1日2食がいいのか3食がいいのか
・何時に食べるのがベストか
・運動は毎日毎週どれくらいした方がいいか
・無駄な日常行為はどれだけ減らすことができるか
・日常のルーティン作業の時間短縮は可能か
といった仕事の生産性、パフォーマンスがどうしたら一番上がるか?
これらを考えることで日々の濃度が変わってくる。
ダンスなら練習スケジュールや自己管理にも役に立つはず。
人に与えられた1日24時間という限られた時間。
「自己ベストを出せる最も高い方法」について考えてみてはどうだろうか。
もちろん人生は仕事だけではない。
遊ぶ時間は徹底的に遊ぶ。
休む時はしっかり休む。
これも自己ベストのルーティンワークの1つ。
自分も日々自己ベストを出せるように1分1秒を大切にして過ごす意識が高くなった。
では次は2つ目。
②価値とは人が求める数である
ここで2つの商品を例にして話そう。
世界で最高品質のものを作ったとする。
でも誰にも宣伝してなくて1個も売れていない。
(画像は例)

かたや世界で10番目の品質。
だけど、みんなが使っていて数十億人に使われている。
(画像は例)

この2つならどちらが価値があるだろうか?
もちろん後者である。
武井さんは日本の陸上で10種競技の日本チャンピオンになった。
しかし周りからは全く評価されず、お金を稼ぐことができなかったそう。
毎日何時間も費やし!
何年間も努力し続けて!
やっとチャンピオンになったのに競技で金を稼ぐ価値がない。
ということを知った。
陸上の全日本選手権では大会に約2500人参加する。
この2500人は日本でもトップクラスの努力を続けてきた人達。
しかし会場には1万人も入ることはなかったそう。
会場が満員となる5万人が入ることは、ただの一度もなかった…。
つまり日々の努力と時間を費やした2500人の選手がいるのに、5万人も呼べない。
これは選手1人当たり20人もお客さんを呼べないということ。
これって下手したら、そこら辺の地下アイドルより価値が低い可能性すらある…。

以上踏まえて価値を単純に説明すると、
人が「見たい」「欲しい」「使いたい」と求める数がそのまま価値になる。
ということ。
全日本に出るために過酷な練習を何年もしたのに、
「集客ができない」
「お金を稼げない」
これって悲しすぎる。
自分は格闘技が好きで趣味でもブラジリアン柔術をしているけど、最高段位の黒帯の人も同じ状況である。
何年、十何年してやって黒帯になっても選手としてお金をもらえる人は国内でほぼ皆無。
むしろ、参加費を払って試合に参加している。
ダンスもそう。
何年も費やしたあなたのダンスを何人の人がお金を払い観に来るのか?
アーティストならライブに来るファンの数になる。
それが価値である。
以上を踏まえるとプロとは、
価値を生み出し提供できる人
という事になる。
ダンスの価値に関してはこの記事にて⬇︎

価値を生み出せる人材になるべき
この価値についての話を知って感じたことがある。
それは学生時代から価値を生み出せる人材になるべきだということ。
それは若ければ若いほどいい。
小学校でも学年で1人は価値を生み出す子がいたりする。
学生時代に部活やスポーツをしていたと思う。
あなたはそれで、お金をもらえる価値を生み出すことができただろうか。
部活やスポーツは人間力を上げる活動の1つだし、大切な活動である。
でも社会に出た時に、その経験で稼げないなら意味がある活動だったのか。
こんなことを1回は考えたことがあると思う。
プロになれ!
とは言わないが、社会に出て右も左も分からない状態ではもったいない。
筋トレは人生を変えるかもしれない!という記事⬇︎



もちろん学生でしかできない事もある。
しかし、どうやって価値のある存在になれるのか?
これを若い時に学ぶ必要性は非常に高い。
言い方を変えれば
個人で稼ぐ力を身に付ける!
ということ。
例えば
今は中学生でもブログをやって稼いでる人もいる。
小学生のユーチューバーは登録者何万人もいたりする。
最近ではスウェーデンの環境活動家「グレタ(さん?ちゃん?)」若干16歳で環境問題について考えさせるきっかけ(価値)を生み出している。


もし学生の人は
「価値を提供すること」
「個人で稼ぐ力を身につけること」
を強くお勧めする。
プロを目指しダンスをしている人も、自分の価値を見直して、自分のダンスの価値を上げていこう。
そして、もし子供がいる人は自分の子供に「個人で稼ぐ力」を教えて欲しいと思う。
自分も教えて欲しかった…。
これからの時代は学歴よりも
個人で稼ぐ力
の方が必ず重要になってくる。
それこそ東大卒より「SNSフォロワー10万人」の方が価値が高い社会になる日は遠くない。
いや、もうなっている可能性すらある。
あなたも人が求める価値を生み出せる人材を目指していこう。
あなたの市場価値の上げ方3つ
それでは最後に、あなたの市場価値を高める3つの考え方で締めよう。
上司に嫌われてもいい!顧客に好かれよう
会社(組織)が達成すべきは顧客(ファン)に喜んでもらえる商品、サービスを提供すること。
顧客は今何を求めているのか?
ターゲットを軸に考えるべき課題は山ほどある。
上司に評価されるために頑張るわけではない。
顧客、ファンを増やすための努力に費やそう。
この努力の積み重ねが、あなたが個人で稼ぐ最強の武器となるだろう。
物事を俯瞰(ふかん)的に見る癖を
俯瞰視(客観視)するスキルも市場価値を高める上で必要。
スポーツでも、プレー側と観戦側では見る世界が違う。
ダンスでもステージ側の演者と観客側では世界、価値観が違う。
主観だけではなく常に観客席視点を持とう。
あなたのダンスはお客が求めていないダンスかもしれない。
あなたのサービスは顧客が求めていないサービスかもしれない。
物事を俯瞰的、客観的に見れるようになると視野も広がり気転が効くようになる。
気付いたらサッと動くことができるので周囲からの信頼も高まるぞ。
100万人に1人の存在になる
元リクルート、現)奈良市立一条高等学校の校長
の藤原和博さんはこう言っている。
未来で生き抜くための力を身に付ける方法とは、
ポケモンのカードに例えて「レアカードになれ」という言い方をしています。要するに、希少性のある人材になれ、ってことですね。
じゃあ、どれくらいの希少性が必要かというと、おそらく「100万人の1人」の人材。それがオリンピックのメダリスト級の希少性です。
でも、いまからぼくが体操をはじめたところで、内村航平選手にはかなわない。
勝てるはずがない。そこで考えうる戦略が、「まずは100人に1人をめざす」こと。
【引用】空白地帯に旗を立てよ!「100万人に1人」の人材になる3ステップ
-NewsPicks-
レアカードはみんなから欲しがられる存在。


そういった存在は市場価値が圧倒的に高い。
まずは若い20代のうちに、何かの分野で100人に1人になろう。
その後、他の分野の掛け合わせで100万人に1人の人材になれば良いのである。
例えば、
ダンスを25年経験しメジャーデビューもして、その後FXトレーダーになり投資知識を学び、趣味では格闘技や筋トレで身体の知識も豊富な人材。
….おやっ!?
どこかで聞いたような…。
10年後を見据えて、超レアカードを目指そう!






【自分の価値の上げ方】価値とは人が求める数!のまとめ
- 毎日自己ベストを出せるように考えて行動しよう
- 人が求める数が価値であり、個人で稼げる価値を提供できる力をつけよう
- 若いうちに市場価値を高める努力と意識を持とう
【書籍紹介】
本当は、何が欲しいのか。
本当は、何が好きで、何が嫌いなのか。
本当は、何を後悔しているのか。
本当は、何が許せなくて、何を許したいのか。
本当は、誰と一緒にいたいのか。
自分のことはわかっているようで、案外わかっていないもの。
「本当はどうなんだろうか?」と自らに問い、掘り下げていくことが、この本の目的。
人生のなかの「本当に使える時間」を可視化することで、みるみる本心・本音が見えてくる。