自分の周りには、個性的なライフスタイルの人が多くいる。
その中には成功者もいれば、失敗した人もいる。
そこでいつも思うのは、人生で失敗をしていない人は”つまらない“ということ。
失敗をしていないという事は、
リスクを取らないで生きてきた。
この裏返しとも言える。
失敗する人生はハイリスク・ハイリターン
安全な場所でレールに乗り、そこから脱線しない事を目標にするような「失敗しない人生」を歩んでいる人は、個人的にあまり興味が湧かない。
性格も生真面目より、一癖あったり、変わり者と呼ばれる人の方が興味が湧くし面白い。
そして、社会常識や一般の価値観に逆らう行動はハイリスクになりやすいが、ハイリターンにもなり得る。
でも、人生のワクワク度、満足感は上がるかもしれなが、逆に失敗したときのダメージも大きくなる。
参院選の時期だけど、NHK党もだいぶハイリスクな戦略だが、それに見合うリターンもある。
投資の世界にこんな言葉がある。
「人の行く裏に道あり花の山」
これは、
市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならない。
という格言だが、人生でも同じ事が言えると思う。
非日常のストーリー
波瀾万丈でどん底を味わい、ジェットコースターのような人生。
そんな歴史を刻んだ人には、その行動力と決断力には説得力があり惹きこまれてしまう。
確かに、当の本人は不本意で辛い事も多いだろう。
でも、聞き手からすれば、その時の心境や、その苦境をどのように乗り越えたか?
を知ることが、自分では体験できない非日常な価値と学びになる。
大王製紙の元会長である井川意高さんも、実刑になってしまったけど勝確の大成功者が、
どんな衝動に駆られたのか?
なぜ、そんな選択をしてしまったのか?
共感できる部分はあるが、実際に自分にはそんな度胸は無いだろう。

成功したサクセスストーリーも面白いけど、
失敗した、しくじりストーリーは増して面白い。
自分は人の話を聞くのが好きだ。
それは、自分にはない体験や考え方と、そのような人生に憧れ、自分自身も実践してみたくなる願望があるからかもしれない。
カジノで106億8000万円を失い、会長辞任、獄中へ。
そして懲役4年の刑期満了後に、再びカジノへ。
リベンジの舞台は韓国ソウルの「ウォーカーヒル」。
3000万円が9億円にまで増えるマジックモーメント(奇跡の時間)を迎える。
果たして、負けを取り戻す夢物語か、破滅への一里塚か…。
しかし、その裏ではギャンブルよりも血がたぎる、現会長「佐光一派」による井川家排除のクーデターが実行されていた。
「大王製紙から井川家を排除し、自らの地位を盤石とするために、佐光は300億円も無駄金を上乗せして会社に損害を与えた。
「他人のカネ300億円で買った社長の座」は、さぞかし温く心地良いことであろう。
これこそ特別背任ではないか。
しかも、私の金額の3倍である。有罪とすれば懲役12年だ。」
(本文より)
大王製紙を舞台にした、血みどろ裏切りノンフィクションは胸熱必見!