今回は、
多い商品は売れない!強いメッセージで売れるビジネスを作ろう!
という内容を書いていこう。
ネットビジネスにおいて、ビジネスの初心者ほど犯しやすい間違いがある。
それは、
1つのサイトで、さまざまな商品を販売しようとする。
ことである。
確かに、1つのサイトで販売・紹介できる商品はたくさんある。
多くの商品を提示した方が、”売上が上がるように思える“かもしれない。
しかし実際は、この行動はサイトのメッセージがブレることにつながり、結果的に商品が売れなくなってしまう。
それを避けるために重要なことは、
1サイト、1メッセージ
を徹底することが大切なのである。
ビジネス初心者が犯しやすい間違い
ウェブサイトで商品を販売・紹介するとき、ビジネスの初心者が犯しやすい間違いがある。
それは、前述の通り、
「できる限り、多くの商品を売ろうとする」
ということ。
「多く商品を紹介した方が、お客の幅が広がるので売上が上がるだろう」
と考え、関連商品をすべて紹介しようとする。
確かに、多くの商品を紹介した方が、多くの人に買ってもらえそうな気がするのはわかる。
ここで1つ例をあげてみよう。
例えば、
転職に関するサイトを作ったとする。
このときに、薬剤師や看護師といった職種を絞るのではなく、
「医療関係者」という対象を広げてコンテンツを作るケース。
この場合、薬剤師や看護師だけでなく医師など、あらゆる職種の人を対象にした転職情報サイトを作ろうとするのである。
しかし実際は、1つのウェブサイトで沢山の商品を売ろうとするのは間違い。
ビジネス初心者ほど多くの商品を紹介しようとして、結果的に失敗してしまう。
不安を数でカバーするのは、逆効果なのだ。

サイトでのメッセージは1つ
基本的に、1つのウェブサイトにおいて、ユーザーに対して投げるメッセージは1つでいい。
複数のメッセージになると、誰の心にも響かない、薄いサイトになってしまうからだ。
例えば、あなたが、
敏感肌のサイトを作っていたとする。
敏感肌などの肌トラブルは、水や腸内細菌も関連している。
なので商品紹介する場合、「ウォーターサーバー」だけでなく「腸内細菌サプリメント」などの腸内環境を整える商品なども紹介可能である。
ビジネス初心者の人は、こうした関連する商品を「すべて紹介しようとする」のだ。
つまり、このようなウェブサイトのメッセージは、
「敏感肌を治すため、ウォーターサーバーも腸内細菌サプリメントを買うべき」
という複数のメッセージになってしまう。
しかし、それではウェブサイトを訪れたユーザーは、
「結局、敏感肌の人はどれを買えば良いの?」
と迷ってしまい、商品を買わずにあなたのサイトを離脱してしまうだろう。
また、1つのサイトで複数のメッセージ
(「敏感肌にはウォーターサーバーがお勧めだが、腸内細菌サプリもお勧め」など)
を投げかけてしまうと、ユーザーの心に響くことはない。
結果、大勢に向けて作ったメッセージでは、ボヤけてしまい誰の心にも響かないのである。
では、どうすればいいのか?
というと、
「敏感肌の人は、この腸内細菌サプリメントだけを選択すれば問題ない!」
というように紹介商品を1つに絞ると、ユーザーの心に響く。
その結果、強いメッセージとなり多くの商品を紹介するよりも商品が売れるようになる。



商品が多いと売れない
人間というのは、心理的に沢山の商品を紹介されると購入しなくなる。
これは「選択のパラドックス」と呼ばれる現象。
例えば、
ある2つの会場で、「ウォーターサーバーを使った試飲会」が開催されていたとする。
1つの会場では3社のウォーターサーバーが紹介されている。
もう1つの会場では、20社のウォーターサーバーを使って試飲できる。
このとき、”試飲会に対する満足度“が高いのは、20社のウォーターサーバーが用意してあった会場である。
しかし、その一方で、試飲会後に実際にウォーターサーバー(商品)が多く売れたのは、「3社しか紹介しなかった会場」だったことが分かっている。
確かに人間は、多くの商品を紹介されると満足度は高くなる。
ただ、購入するとなると、商品が多くなることで迷いが生じて買わなくなるのだ。
これはウェブサイトも同様である。
1つのサイトで沢山の商品を紹介してしまうと、最終的にユーザーが商品を購入しなくなってしまう。



間違いを犯しやすい(メッセージがブレやすい)分野
ここまで述べたように、ネットビジネスを行うときには、ウェブサイトのメッセージは1つである。
メッセージがブレると、本来の収益が激減してしまう。
例えば、
妊娠や出産といった産前産後に関する分野は、ネットビジネスで稼げるジャンルだ。
そして妊娠と出産というと、ネットビジネスで稼げる商品は「葉酸サプリ
これら2つは同じようなジャンルの商品なので、1つのサイトで葉酸サプリと妊娠線クリームに関する情報発信をして商品を紹介しようと考える人は多い。
しかし実際には、葉酸サプリを購入する人と、妊娠線クリームでは”抱えている悩みが全く異なる“ため、分けて考える必要がある。
例えば、
葉酸サプリを販売するターゲット層は、
「胎児の栄養不足を防ぎたい」
と考えてサプリメントの購入を検討する。
つまり、これから生まれてくる子どものために、葉酸サプリを購入するのである。
その一方で、
妊娠線クリームの購入を考えている層は、
「自分のため」
に商品の購入を検討している。
いうなら、妊娠線クリームは美容などのスキンケアといった話になる。
そのため、同じ妊娠中の人が抱えやすい悩みといっても、心に響くメッセージが異なるのだ。
当然、葉酸サプリの販売を考えるのであれば、
「これから生まれてくる赤ちゃんの健康を考えて」
という点を強調した方が、ユーザーの心に響くのは分かるだろう。
それに対して妊娠線クリームの場合、
「出産後も綺麗な体型を維持するために」
といったように、母親の外見面に対して訴求したメッセージの方が心に刺さる。
そのため、産前産後という同じジャンルの商品でも、一緒に販売することでサイトメッセージがブレて商品が売れなくなってしまう。
このように、ウェブサイトを構築する際には注意が必要なのだ。



1メッセージを徹底する
ネットビジネスだけではなく、人に響くメッセージ性を強めるためには、
「1メッセージ」を徹底することが大切。
ビジネスの初心者であるほど「商品を多く売ろう」としがち。
こうした行動は、結果的に商品が売れない状況を作ることになってしまう。
この問題を解決するには、できる限り対象となるターゲット(ペルソナ)を細かく絞って、そのペルソナにだけ目を向けたサイト構築を意識すること。
これでサイトメッセージがブレにくくなるぞ。
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