今回は、
この記事の追記。
なので、この記事を先に読むと理解が深まるはず!

では、YouTube広告について書いていこうと思う。
ご存知の通りYouTubeには広告を張り付けること(YouTubeパートナープログラム)でマネタイズが可能になる。
YouTubeでダンスの活動費をまかなえるんじゃない!?
ダンサーなら当たり前に考えること。
だとしても、
「ちょっとお待ち!」
その前に以下を確認しておこう。
収益化の条件の壁
2018年2月20日、YouTubeの収益化条件に新しく条件が追加された。
「新たなチャンネルが収益化を有効にするためには過去12 か月間の総再生時間が4,000 時間以上であり、かつ、チャンネル登録者数が1,000 人以上いることが必要となる新しい条件を設けます。」
引用元:YouTubeクリエイターブログ
2017年4月に設定されていた条件は「総再生回数: 10000回」だった。
これは大幅な改定である。
この2個の条件がなかなかクリア出来なくてYouTubeを諦める人も多い。
一般的にチャンネル登録者が1000人に行くまでに、「1年以上はかかる」と言われている。
さらに4000時間以上の総再生時間が必要となり、仮に5分間の動画なら全再生されたとしても48000回の再生回数が必要になる。
しかも仮に収益化出来たとしても、その後に入ってくる収益ははっきりとはわからない…。
この状態で動画を投稿し続けなければならない。
暗闇を駆け抜けるモチベーションと辛抱強さが必要になるだろう。


以上を踏まえ次の確認ポイント。
駆け出しのダンサー(ダンスチーム)がYouTube広告を使うメリット、デメリットを考えてみる!



ダンス動画でYouTube広告を使うメリット・デメリット
メリット
①収入が発生する
これは動画の試聴回数に応じて収入が発生すること。
②SEO対策になる?
YouTubeはネットユーザーの89%が使うという、超巨大な世界第二位の検索エンジン。
SEO対策(自分の動画を検索にひっかかりやすくする)においての基本は「Googleに貢献する」と言われている。
ということは動画に広告表示することは、Googleと広告主の利益に寄与する行為になる。
なので、SEO対策に有効!
という意見があるが、実際にどの程度の効果は不明。
デメリット
①ユーザーにストレスを与える
せっかく興味を持って見に来てくれたのに、広告が表示されると正直ウザい。
これは誰もが覚えがあるのでは?
YouTubeの動画視聴中の離脱率についての定説は以下。
「動画視聴中の離脱率について、どんなに中身の良い動画でも開始15秒で1/2が離脱する。
そして30秒では2/3が離脱。よってユーザーが視聴し続けるか?離脱するか?の最重要ポイントは15秒~30秒間である」
そんなシビアなユーザーにとって30秒間内の広告は動画への興味を失うきっかけとなり、これが機会損失になっている可能性は十分ある。
アーティストのMV(ミュージックビデオ)に広告がないのは、そういう理由。
最近ではこういった具体的なデータも出ている。
YouTube「動画広告が入ると視聴しない」が2割以上……動画広告に関する調査で。
(RBB TODAY)
また、広告中の画面をクリックすると広告主のサイトに移動し自分の動画から離脱してしまう。
②単価が安い
順調に収益が発生したとしても1再生あたりの収益は0.1~0.5円と言われている。
仮に0.3円で計算して10000再生で3000円。
今、あなたの動画の再生回数はどのぐらい?
また、月々のダンス活動費はいくら?
仮に30000円だとしたら、およそ10万回再生が必要になる。
今普通のダンサーが、1つのダンス動画でこの金額を毎月稼ぐのはほぼ無理だろう。
月に10000再生を10本という考えもあるが、その労力に見合うのかも問題。
「踊ってみた」など流行りに乗るのは手っ取り早いが、ダンサーとしてのプライドを捨てることにもなる。



あなたのダンスビジネスモデルを考えよう!
あなたのチームが「どこでどう儲ける?」かを考えると自ずと答えは出てくる。
世界的に有名なJabbawockeez(ジャバウォーキーズ)のようにYouTubeを主戦場とし、広告からのマネタイズを狙うのも可能。



しかし、「ショーケース・パフォーマンスで稼ぐ!」というダンサー達にとって、YouTubeに広告を載せるデメリットの方が大きくなる。
たしかにSEOなどの面においてメリットはある。
まだ認知のない(無名)のダンスチームは、おそらくウェブサイト含めTwitterやFacebookなどのSNSからの誘導がメイン。
なので、あまりSEOを考えなくても良いと思う。
また、Jabbawockeezは動画活動の全盛期には3日に1本のペースで動画を投稿していた。
そのような「YouTube活動」と「リアルのライブ活動」と「仕事(本業)」を同時進行で行うのはかなり厳しい。
しかも、観ればわかるがJabbawockeezの動画クオリティーは非常に高い!
ダンスの枠にとらわれずエンターテイメントとして質が高い。
特にダンス系は質が求められるので、これをあなたは継続することができるだろうか?
なのでショーケース・パフォーマンスでの収益を目指したいダンサーにとっては、
あえてYouTubeからの収益を諦めて、広告なしで無料の波及効果を存分に活かし集客に役立てたほうが得策ではないだろうか?



それでもYouTubeのマネタイズを考えたい人!
YouTubeには「Super Chat」をというマネタイズ手法もある。
いわゆる生配信の「投げ銭」。
Super Chat – YouTube ヘルプ
このマネタイズサービスは他にも以下のプラットホームがある。
SHOWROOM
Pococha
17 Live
Twitch
ふわっち
海外も含めると切りがないが、このように投げ銭ビジネスはかなり加熱している市場である。
「寄付ビジネス」は成り立たないと言われるけど市場は全世界。
少なからずのマネタイズが起こってもおかしくない。
また、このシステムなら上記の「ストレス」は発生せず、ファンによる直接支援となる。
むしろコミュニティの熱量を上げることにもなり得る。
選択肢に入れておきたいマネタイズ手法だよね。



以上、
「YouTube収益化!ダンス動画で収入を得る方法を考察する」
でした!
「YouTube設定を最適化!ダンス動画の再生数を増やす方法
」
この記事も読んでさらに理解を深めよう!


